125〗Gheorghe Hagi Academy /オヴィディウ

白い妖精 独裁者 東欧のマラドーナ を輩出した未知の国

◇◇◇◇◇

最後の写真はパリのパリポンピドゥ-センター。中央の長方形が
ブランク-シのアトリエ屋根。イタリアのレンゾ·ピアノ:Renzo Piano【1937年9月14日生】が再現した。天窓から光が差し込む空間は無料で入れるのでお薦めする。
◇◇◇◇◇

◆◆◆◆◆
筆者にとってハジは三人目の世界的な知名度を誇るル-マニア人だったが首を縦に振る方も多いはず。一人目は白い妖精の名で愛されたナディア·エレナ·コマネチ:Nadia Elena Comăneci【1961年11月12日生】76年のモントリオール、’80年モスクワの女子体操金メダリスト。’81年に現役を引退している。二人目はモントリオールの翌年欧州体操競技選手権の際、ソ連に有利な採点だと激怒してルーマニアの選手達を大統領専用機で帰国させてしまった独裁者チャウシェスク。’89年に銃殺処刑されてしまう五年前、社会主義でもソ連嫌いのチャウシェスクはロサンゼルス五輪に参加して開催国である米国に次ぐ数の金メダリストを輩出したスポーツ大国ル-マニアをアピールした。そして’94年「カルパチアのマラドーナ」と英雄視されたハジが登場すると翌95年故人ではあるが、ポンピドゥ-センターでの大回顧展でル-マニアが生んだ彫刻家の名前が日本でも浸透する。本年(26年)は、近代彫刻の父と呼ばれるブランクーシの生誕百五十周年を祝いポンピドゥーのコレクション作品を含む大規模な回顧展がベルリンの新国立美術館で予定されているから一年ぶりに同市を訪問すべきか悩んでいる。〖第百二十五話了〗
◇◇◇◇◇

◆◆◆◆

⏹️写真/テキスト:横澤悦孝 ⏹️モデル:hinako