夏のトランスファーマーケット締め切りギリギリで成立した、スペイン代表FWフェルナンド・トーレスのチェルシーからミランへの移籍。
しかし、ミランでの生活は1月で終了となるかもしれない。
2年のローン移籍で活躍の場をイタリアに求めたトーレスだったが、ここまで10試合に出場(589分間プレイ)するもここまでわずか1ゴールと全く成果を出せていない。
確かに結果には現れてはいないものの、彼がマークを引き付けているからこそ、本田やエル・シャラウィ、メネズといった選手へのマークが減っているという面はあるものの、自身が結果を出せていないのでは本末転倒ではある。
現実として、ミランはエミレーツ航空という大資本とのスポンサーシップ提携で巨額の資金を手に入れており、今冬の移籍市場でリヴァプールのスソ、もしくはサンプドリアのステファノ・オカカの獲得を考えており、トーレスの必要性は薄れてきているようだ。
指揮官であるインザーギもスタメンのファーストチョイスは本田、メネズ、エル・シャラウィであり、ここ数試合はトーレスをベンチスタートさせることが多く、途中起用としても放出候補といわれているパッツィーニやニアングを投入しており、トーレスの立場は既に第三候補以下にまで落ちつつある。
仮にミランがローン移籍の契約を切り上げたとしてもチェルシーでの立ち位置は変わらないのは確定しており、新たな移籍先を探す羽目になりそうだ。
その場合、古巣であるアンフィールドへの帰還も候補に挙がっているようだ。
果たして迷えるストライカーはどこに行くのだろうか?