43〗Estadio Vicente Calderón / マドリッド

パタタス·ブラバスにはチョリソーを加えねば

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スペイン料理でまず思いつくパエリアはヴァレンシア料理。バルセロナ名物は素揚げしたジャガイモにカタルーニャ風マヨネ-ズソースのアリオリをかけたパタタス·ブラバス。マドリードで日本人に人気なのは大きなマッシュルームの上に刻んだチョリソーとパセリを乗せて焼いたタパス。
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肉の煮込み料理以外でもスペイン各地の料理が首都に行けば食べられる。玉ネギとチョリソーをきざんで甘味と肉の風味を加えトマトソースをにんにく唐辛子パプリカ赤ワインで味を整えたパタタス·ブラバスは絶品。振りかけたパセリの緑も色鮮やかなのにグチャグチャにして食べるのが美味な今回のカバ-写真。

灼熱の死のグループ 消えたのはハードワークのアトレティコ

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FIFAクラブ·ワールドカップはグループステージが終了。ブラジル勢の快進撃に目を見張る。結果死の組となったのがグループB。パリ·サンジェルマン(PSG)とボタフォゴ、そしてアトレティコ·マドリーが獲得した勝ち点は六。得失点の差で脱落したアトレティコとしては初戦の大敗が惜しまれる。昨年11月6日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)·リーグフェーズ 第四節で対戦したばかりのPSGとアトレティコ。パルク·デ·プランスでの借りをカリフォルニアで返す事になるとは。
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かつてバルサや母国代表を指揮したルイス·エンリケ:Luis Enrique【1970年5月8日】が現在は仏王者に。アトレティコの象徴は、フランス代表を牽引したアントワーヌ·グリーズマン【1991年3月21日生】。複雑な人間模様の中でも後半ピッチに入ったリュカ·エルナンデス:Lucas Hernández【1996年2月14日生】が師との再会はドラマティック。13年11月ビジャ·レアルとのアウェ-戦にディエゴ·シメオネ:Diego Simeone【1970年4月28日生】は当時17歳のリュカを帯同させている。バイエルンからパリ·サンジェルマンに移籍したフランス代表も小学生年代はアトレティコ·マドリーのアカデミーで未来を夢見る少年だった。
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第43話はアトレティコ·マドリーが2017年まで本拠地として使用したビセンテ·カルデロン。ポルト戦は、’09年2月24日の開催だから十五年以上前に撮影した写真。スタンド上部には2006年から14年までの間スポンー企業だった日本の京セラ社名。当時は背番号の下にもKYOCERAの七文字が記されていた
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