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立ち塞がるのはシベリアの壁 因縁のゼニト戦再び
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あの日あの時は■2015年4月16日UEFAヨーロッパリーグ:EL.1stレグセヴィージャ対ゼニト·サンクトペテルブルク。
準決勝でフィオレンティーナに5-0の大差で余裕のファイナル進出を果たしたセヴィージャにとって最大の難関となったのは ピョートル大帝が築いた水の都のメガクラブ。実は九年前にも同じシチュエーションでの対決が実現していた。
2006年UEFAカップはラウンド32でロコモティブ·モスクワを破ると準々決勝では再びロシアの強豪との対戦。ゼニト·サンクトペテルブルクに二試合合計5-2でベスト4へ駒を進めた。メンバーは入れ替わってしまったが雪辱を果たしたい執念でゼニトが僅かに上回ったか、連覇を狙うセヴィージャは先制点を許してしまう。それでも後半ウナイ·エメリ:Unai Emery【1971年11月3日生】の選手交代策が的中、まずカルロス·バッカ:Carlos Bacca【1986年9月8日生】が頭で決めて振り出しに戻すと終了間際にデニス·スアレスの逆転弾で先勝を捥ぎ取る。2ndレグでも残り五分にケヴィン·ガメイロ:Kevin Gameiro【1987年5月9日生】の同点ゴールで決着をつけた。
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さてウクライナの伏兵ドニプロとのタイトルを賭けたワルシャワでの大一番。この日の主役はグジェゴシュ·クリホビアク:Grzegorz Krychowiak【1990年1月29日生】。この試合に唯一出場したポーランド人は母国の都で貴重な同点弾を決めて連覇に大きく貢献した。ワルシャワ国立競技場に黒のミニスカ-トで驚くほどの美女が登場。その脚線美で男性の視線を集めたのがフランス人モデルのCelia Jaunat【1992年9月15日生】。クリホビアクとの交際期間は結構長く結婚したのは四年後の2019年。
2018年のFIFAワールドカップ·ロシア大会の日本代表戦で、日本での知名度も上がり次に見たのは翌年九月のゼニト戦。見事な弾道のロングシュートでロコモティブ·モスクワが勝利。この日は左サイドバックで上下に躍動したのは同胞のマチェイ·リブス:Maciej Rybus【1989年8月19日生】。試合前のウォーミングアップでは両端にポーランド代表二人の姿が写っている。
クリホビアクは更に二年後、クラスノダールでプレーしていたが、ウクライナ侵攻が勃発するとフランス国籍の美人妻と先ずはアテネへ。サウジアラビアのリヤドではセヴィージャ時代の旧友エベル·バネガ:Éver Banega【1988年6月29日 生】と再会し強力な中盤を復活させている。昨年はキプロスのアノルトシス·ファマグスタ、現在はポ-ランドに戻っている様子。現役への強いこだわりは持っておらず、スカイショータイムから、彼の実生活に迫るドキュメンタリーが間もなくストリーミングサービスで独占配信されるという。起業家精神にあふれ、そのユーモアとファッションのセンスでも人気を博すクリホビアク。フットボーラーとは別の一面に焦点を当て、近年ボディビルダーとして注目される妻セリアとの新たな人生をカメラが追いかける。
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一方リブスは2012年からテレク·グロズヌイ ロコモティフ、スパルタク ルビンカザンとキャリアの大半をロシアでプレーしてきた。リブス三十五歳の現在はアマチュアリーグで現役を続けている。2018年に結婚。2017年ラナ·バイマトラ:Lane Bajmatowa(1996年生)と彼女がマネージャーを務めるレストランで出逢った。そのルックスから彼女もモデルか芸能人と思っていたので驚いた。 昼夜練習後と頻繁にレストランに通い電話番号をゲットしたリブス。プロポーズし三月に入籍彼女の故郷北オセチアとぽポーランドのウォビヴィチで挙式をあげている。21年1月に第二子が誕生しており二人の子供のことも考え、ポーランドに戻ることを拒否したリブス。非国民とポーランドでは罵倒された。昨年彼女のインスタグラムから二人の写真を削除したことで破局が噂されたが復縁が発表されたらしい。しかし前月頭部外傷とストレスで血管が圧迫され入院したことをインスタグラムで報告。回復を願いたい。
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