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ハリルホジッチ監督JFA会長に直談判 当然の主張

根本的な問題はスケジュールにあるという。
依然筆者も指摘したことがあるが、Jリーグが2ステージ制プラスプレーオフ制度導入でスケージュルがタイトになった。
特にプレーオフ、すなわちチャンピオンシップは、過去の反省から年間勝点を最大限優先するということで、逆に試合数が最大4試合増えた。
そしてナビスコカップ、東アジア選手権、FCWC、ACL、天皇杯という公式戦と
いくつかの親善試合もあって、実感として週半ばの試合が増えたことを実感しているだろう。

こうしたしわ寄せは代表だけでなく様々なところ、とくに選手を保有するクラブは深刻だと思う。

ハリルホジッチ監督は「日本サッカー界の危機」とまで言及したというが、
この言葉に同調するクラブ関係者も多いのではないだろうか?

だからハリルホジッチ監督のこの発言は、
日本サッカー界を思えばこそと比較的好意的に受け止めている。
なぜならいままでの代表監督になかった、踏み込んだ発言を公にしたからだ。

このいわば警告に対し、協会側は「Jリーグとも話し合っていく」と話したというが、
すでにワールドカップの予選も始まっているこの時期に
この認識でいいのだろうか?

とにかく日本サッカー界の内輪もめで終わらさないために、
そして貴重な選手を犠牲にしないために、
トータルなカレンダー作りが必要である。