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チェフ争奪戦は熾烈なデッドヒートの予感

 アトレティコから復帰したクルトワに正キーパーの座を奪われ、今シーズンはわずか1試合、しかもクルトワの負傷による交代出場に留まっている、チェコ代表GKのペトル・チェフ。

 既に7チームほどが獲得に名乗りを上げているといわれている中、1月の移籍市場で、同じくロンドンを本拠地としているアーセナルへ移籍する可能性が高くなった、という噂が出ていた。

 既に水面下では移籍に両者合意しているという報道もあり、これでチェフはガナーズでプレイするかと思われていたのだが、ここにきてミランもチェフ獲得に名乗りを上げてきているようだ。

 700万ポンドといわれている移籍金を既に用意し、チェルシーにオファーをしているという。

 だが、ミランに関しては本当に移籍金を用意できているのか微妙なところではないか、と考えている。

 あり得るとすればフェルナンド・トーレスのようにローンでの移籍ではないだろうか?そもそも、現在、ミランはディエゴ・ロペスが正キーパーとして君臨しており、安定したプレイを見せていることから、わざわざ高い金を払ってまでチェフ獲得に出てくるとは考えがたい。

 むしろ手薄なインサイドハーフやセンターバックなど、センター部分の補強により多くの資金をかけるべきではないだろうか?

 そう考えると、チェフの移籍は当初の噂どおり、ガナーズと考えてよさそうだ。

 現在のガナーズはシュチェスニーが守護神として君臨しているものの、控えのオスピナが万全の状態では無い為に、彼が怪我をした場合、取り返しがつかないダメージを被ることになる。

 それを考えれば、いい補強なのかもしれないが、ガナーズにしても他に補強しなければならない箇所はあるだろう、という突っ込みを入れたくなってしまうのは、私だけだろうか?