117〗Datenpol Arena / マリア·エンツァースドルフ

義務化のベルギーに北欧 異色は十六歳から投票できるオーストリア

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その八年前、二十四歳以下の投票率の欧州ランキングを目にした。共に完全比例代表制度で義務化しているトップのベルギーと、していないオランダ。この二ヶ国な間に割って入るのがデンマークとスウェーデンの北欧組。そしてオ-ストリアのトップグループは、おそらく十年経過した現在も変わっていないはず。デンマークでは六歳から学年は零~九年生までの義務教育なので日本と変わらない。
同国で十三歳以上の生徒を対象に模擬選挙が実施するようになったのは2015年。ほぼ隔年で行われており民主主義を体験する内容はかなりリアル。三週間かけて政治課題について学んだ後、投票をして締め括る。スウェーデンでも小学六年生から選挙体験学習がカリキュラムに組み込まれており、政治への興味関心を高めるのには効果的。これができるのに政府が若者市民社会庁=MUCFなる省庁を設け、学校と連携して模擬選挙を実施していること。選挙権をまだ持たない小学生年代からでも、給食協議会等、自身の意見を学校運営に反映できる環境が整っている。ちなみにデンマークもスウェーデンも年完全比例代表制。
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大政党に圧倒的に有利で政権安定向きの小選挙区制なのは英国ぐらいか。同国も政権交代した一昨年の投票率が60%と欧州内では、高くはないか若者の政治参加を促進するためのレンタサイクル&スクーターの無料貸出キャンペーンなど知恵を絞って若者に投票を促した。
そんな欧州の中で異彩を放つのがオーストリア。2007年に十六歳以上の国政選挙権を導入した。当然《政治教育》も義務教育の段階の最終段階で徹底して教える。十四歳からの必修科目は、模擬投票以外だと学校へ本物の政治家を招いて議論をするのが特徴。勿論中立性を確保する為特定の政党に偏らない配慮は怠らない。
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