これまで今シーズン限りでの移籍が噂されているボルシア・ドルトムント所属のドイツ代表MF、マルコ・ロイス。
来シーズンのCL出場権を獲得できなければ移籍はほぼ確実だろうと言われており、現状では複数チームが彼の獲得に手を上げている中で、レアル・マドリードが獲得レースを一歩リードしているという報道もあったが、ここに来てチェルシーもロイス獲得レースに参加を表明してきた。
しかも、週給15万ポンド(日本円換算で約2740万円)という高待遇を約束しているというのである。
しかも、ロイス獲得の暁には同じくドイツ代表であるアンドレ・シュールレをドルトムントへ人的保証として放出するというのである。
元々、ロイスはメンヒェングラッドバッハから6年契約で移籍してきた際に、4年目以降にはバイアウトできる契約外条項が入っているといわれ、その額は約3000万ユーロとであるようだ。
メガクラブならば問題なく払える金額だけに、ドルトムントとしては今シーズンはタイトルか、もしくは来シーズンのCL出場権がロイス引止めになんとしても必要となっていた。
しかし、問題はレアル、チェルシー共に既に二列目の選手は飽和状態であり、仮に移籍をしたとしてもワールドクラスの選手と出場権を争わなければならない。
そして彼はアタッカータイプであり、戦う相手はレアルならばクリスティアーノ・ロナウドやベイル、チェルシーではオスカルやウィリアンである。非常に厳しい戦いとなるだろう。
自己の成長を信じてあえて国外へ挑戦をするか、はたまた国内最高峰で己を磨くか、残留か。
ロイスの身辺が落ち着居た際は、果たしてどういう道を選んでいるのだろうか?