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期待を裏切る凡戦でも「勝っちゃう」チェルシー

 アーセナルで就任19年目のアーセン・ヴェンゲル監督は、モウリーニョ監督が指揮するチェルシーに5分7敗と、12戦戦って1度も勝利した事がありません。モウリーニョ就任前のチェルシーに敵地スタンフォード・ブリッジで17戦無敗だったのに、逆にモウリーニョの凄さが際立つ記録でもあります。再び、この日のような「モウリーニョの試合」となるのでしょうか?

“モウリーニョ一派”&”ファンハール一派” CLでも揃う90年代後半のバルセロナの同僚

 少し話が変わりますが、このビッグマッチを率いる両監督のファンハールとモウリーニョは1997年から2000年までのバルセロナで監督とアシスタントコーチという立場にありました。また、もう1人のアシスタントコーチも、現在プレミアリーグのサウサンプトンで指揮を執るロナルト・クーマン。さらにファンハール監督が就任する前年には、モウリーニョが通訳として仕えたサー・ボビー・ロブソン時代のバルセロナには、現在の欧州CLベスト8進出中の指揮官が勢揃いしていました。

 バルセロナのルイス・エンリケ監督、バイエルン・ミュンヘンのジョゼップ・グアルディオラ監督、FCポルトのフレン・ロペテギ監督、パリ・サン・ジェルマンのローラン・ブラン監督。4人は全て現役選手でしたが、当時の同僚が世界のトップを争う欧州CLの指揮官としてベスト8の半分を占めているのは興味深いところです。

 当時のモウリーニョは通訳やコーチでしたが、彼も監督となってからは同じプレミアリーグの強豪リヴァプールで指揮を執るブレンダン・ロジャーズ、現ゼ二ト・サンクトぺテルブルク(ロシア1部)のアンドレ・ヴィラス・ボアス、現レディング(イングランド2部)のスティーヴ・クラークのように、コーチだった部下達が監督として指揮を執っています。上記3名は昨季開幕時には全員がプレミアリーグの監督であったため、“モウリーニョ一派”の影響は濃厚です。

 今季はモウリーニョの恩師であるファン・ハールと、同立場だったクーマンがプレミアリーグの指揮官となり、“ファン・ハール一派”となるのかもしれませんが、2010年の欧州CL決勝でモウリーニョが率いるインテル・ミラノの前で、バイエルン・ミュンヘンを率いたファン・ハールはこの日のように何も出来ずに敗戦。

 現在は“モウリーニョ一派”と表記する中に、ファン・ハールも入っていると言えるでしょうか?