ショ-ケ-スには数々の記念品が陳列されている。白地に青の差し色はスロバキア代表のユニフォーム。銀皿には2011年9月2日と刻まれている。UEFA欧州選手権の予選で対戦。結果はスコアレスドローだった。それにしても今回のプレーオフ、スロバキアがコソボに敗れてしまうとは。同年5月18日のUEFAヨーロッパリーグ決勝の舞台とこのスタジアム。ポルトガル旋風が吹き荒れたこの大会、強豪ベンフィカを破ったブラガは史上初のファイナル進出。もうひとつの山を勝ち上がったFCポルトとの同国対決も大会史上初。ブラガのホ-ムスタジアムの通称石切り場の模型とプログラム。対戦相手に贈呈するのは知っていたが、会場にも同じものが贈られており、またスタジアムのファンショップでも購入できたりするのだが、その値段には「買う人いるなか?」と首を捻りたくなる代物。まじまじと舐めるように記念の品の数々を眺めているから地元のプレスの方は不思議に思っていたかもしれない。リアルタイムで目の前のプレーも魅力的ではあるが、筆者にとって歴史を掘り返している時が至福の時。そんなわけでこのコラムを連載している。
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あの日あの時は◼️2017年11月14日FIFAワ-ルドカップ欧州予選プレーオフ2ndレグアイルランド代表対デンマーク代表。11日の敵地コペンハーゲンでデンマークにボール支配率68%を許しながらスコアレスドローの結果だから上出来。アウェーチームはダブルボランチを配す4-3-3で初戦と変わらず。一方ホ-ムのマーティン·オニール:Martin O’Neill【1952年3月1日生】監督は、トップ下のRobbie Brady【1992年1月14日生】に代えてセントラルミッドフィルダーのデイヴィッド·メイラー:David Meyler【1989年5月29日生】を起用した。これだけ書くと守備重視にも思えるがダブルボランチのジェフ·ヘンドリック:Jeff Hendrickとハリー·アーター:Harry Nicholas Arter【1989年12月28日生】をより高い位置でプレーさせ、ポゼッションで圧倒された初戦の課題を克服できると目論んだはず
悪夢の記憶が蘇る プレーオフで三発で開花したデニッシュの千両役者
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ヘンドリックはダブリン出身。ユースからダ-ビ-カウンティで研鑽を磨き、16年にプレミアリーグに昇格したバーンリーFCへと移籍。
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一方ア-タ-はロンドン育ち。祖父母が北西部コノート地方のスライゴで出身で二重国籍ながら代表U17から一貫してアイルランドを選択してきた。ボーンマスに移籍してから2013年のチャンピオンシップ、’15年のプレミアリーグ昇格に貢献する。更にメイラ-はサンダ-ランドとハルシティ(このシ-ズンは二部に降格)で計百試合プレミアに出場している。