昨シーズン、リーガエスパニョーラを制したアトレティコ・マドリッド。
今シーズン、クルトワ、フィリペ・ルイス、ジエゴ・コスタをそれぞれチェルシーに売却、返却した。
クルトワは、アトレティコにレンタルで加入したため、チェルシーに戻ることは時間の問題であった。
フィリペ・ルイスは、『まさか』と思った方が殆どであろう。ジエゴ・コスタは、多分行くだろうという声がファンの間では噂になっていた。
そんな昨シーズンの主力を放出してしまったアトレティコは、移籍市場が開けてから仕掛けた。
まず、最初にジエゴ・コスタの後釜確保に成功した。昨シーズン、バイエルン・ミュンヘンでシーズン18ゴールのクロアチア代表マンジュキッチを獲得した。ジエゴ・コスタの代役には最適な選手を獲得した。クルトワの代役には、ヘタフェから獲得した、モジャ。スペイン代表候補にも名が上がるGK。スタメン候補No.1。フィリペ・ルイスの代役確保はまだ時間が掛かりそうだ。移籍市場が閉まるまでに是が非でも獲得したい。
候補として、スポルティング・リスボン所属でW杯準優勝メンバーのロホ。猛烈なスピードで左サイドを駆け上がるサイドバッカー。一部報道では、マンチェスターユナイテッドが獲得合意との報道も上がっている。
一体、この駆け引きはどこまで続くのだろうか。獲得レースは、どこが制するのだろうか。見ものである。
また、忘れてならないのが、グリーズマン。昨シーズンから飛躍的に急成長したフランスの至宝を比較的安値で獲得出来ことは、喜ばしい限りだ。前線は、タレントが豊富だ。しっかり、息が合えば、2連覇も夢ではない。
シメオネは一体、今シーズンどんな戦いを世界中に披露してくれるのだろうか。CLで、チェルシーと対戦することがあれば、クラシコ以上に世界中が注目する。
スペイン3強になった今、アトレティコが見据える先はきっと、リーガ、CL制覇だろう。今シーズンのアトレティコのホームスタジアム内は、ビールとひまわりの種だらけになること間違いない。