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【図解】オーストラリア徹底解析!!

☆オーストラリアのここを見ろ!

 ポスタゴグルー監督はアジアカップ開幕前の記者会見で、「過去と現在をミックスさせた戦い方で優勝を狙う」と語っている。過去の戦い方とはパワーを前面に押し出したハイボールサッカーであり、現在はパスワーク中心のサッカーだ。これら2つを上手く融合させた戦い方をポスタゴグルー監督は思い描いているようだ。
 こんな発言をしたのも、自身が提唱するパスサッカーの浸透度が低く、結局はパワー勝負に頼らないと勝利を手繰り寄せる事が出来ない現状を理解しているからだろう。4−1で勝利したクウェート戦でも、相手の守備をパワーで強引に打開しようとする場面が見られた。

 1−1で迎えた前半終了間際には、インサイドハーフとして先発したルオンゴが打点の高いヘディングゴールを決めたが、この場面でもクウェートのDFは高さのあるケーヒルにマークが集中していた。やはり空中戦でのケーヒルの存在感は際立っており、クウェートの選手も脅威に感じていたようだ。
 困った時の高さ勝負は健在で、日本が対戦した際にもケーヒルの高さを最大限活かしてくる事が予想される。11月の時点での対戦でオーストラリアのパスサッカーは頭に入っているはずなので、日本がやられるとすれば空中戦の可能性が高い。吉田と森重がどこまでケーヒルを抑えられるかがポイントとなりそうだ。

 最後に、オーストラリアと日本が戦った際の注意点を挙げておこう。この記事で書いたように、オーストラリアのパスサッカーのカラクリは分かっている。ただ、11月の対戦では遠藤の裏を頻繁に使われるシーンが目立った。ここにはオーストラリアも手応えを感じているはずなので、継続してやってくるだろう。
 しかもオーストラリアの暑さは選手の体力を蝕み、日本もパレスチナ戦の後半には足が止まっていた。これは相手も同じだが、走れない状態ではオーストラリアのパスワークは止められない。攻守両面において遠藤は1つのポイントとなる。遠藤の裏を突かれているか。そこでリッキーとクルーズの要注意人物が前を向いてボールを持っているかに注目すると良いだろう。

 当然だが、やはりケーヒルの高さも忘れてはならない。開催国であるという点を考慮しても、恐らくオーストラリアが押し込む展開となるだろう。しかもパワー勝負になると日本は後手に回りやすい。その際にケーヒルをフリーにしないかがポイントだ。
 11月の対戦では負傷で万全ではなかったケーヒルにヘディングシュートを決められている。一瞬の油断が命取りとなるので、クロスが上がる瞬間に中のケーヒルの動きをチェックしてみるのも面白いだろう。どちらにせよ、楽な展開にはならないのだけは事実だ。