昨季は昇格組とは思えない、戦いぶりをみせたこのクラブはプレミア残留に成功。しかも、FAカップではクラブ史上初となる決勝進出も成し遂げ、ヨーロッパリーグの出場権を獲得している。
今夏はエジプト人オーナーが改名騒動を起こすも、チームの結束は揺るがず。市場からは実力者を獲得し、確実にチームの補強を成功させている。
DFにはマイケル・ドーソンを獲得。9年もの間トッテナムに所属したこの選手は、統率力・キャプテンシーに優れる。残留で勢いにのるチームを引き締め、躍進を助けることができる存在である。
FWにはエルナンデスを獲得。現在PSG所属のカバー二、パストーレら有名選手を発掘してきたパレルモ出身者である。圧倒的な瞬発力を武器に、前線へ駆け上がるこの選手は昨季14得点を挙げた。パレルモのセリエA昇格の立役者である彼が、同じく昇格組であるハルも支えてくるのではないだろうか。
今季のハルには引き続き残留を目指すことと、いかに上位チームに食らいつくことができるかが求められている。よって、前述のドーソン、エルナンデスら経験豊富な実力者・期待の若手の加入はとても心強い。
ヨーロッパリーグでも結果が残せるかに注目だ。