ピョ-トル大帝の新都に女帝の隠れ家コレクション
◇◇◇◇◇
かつてNYCに行けばメトロポリタン美術館に、パリを訪問すればルーヴル、ロンドンに立ち寄れば大英博物館へ・・・は寄らずテート·モダンに必ず足を運んでいたのだが、今や欧州滞在時はひたすらスタジアムをはしご三昧。そんな昔を振り返りながら機内で最新作の『オーシャンズ8』と『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』を鑑賞したのは2018年。小さなスクリーンにはメットとテート·モダンの屋上が登場した。
◇◇◇◇◇

◆◆◆◆◆
そこにエルミタージュを加えて、世界四大美術館などと称される。水の都サンクトペテルブルク。ピョートル大帝:PyotrⅠ【1672年6月9日生-1725年2月8日没】がバルト海の最奥部に新都を建設したのは1703年。ネヴァ川のほとりに荘厳な雰囲気を醸し出す巨大な宮殿。実はこの四大美術館の中で最初に訪問したのがレニングラードにあるエルミタージュだった。既に失効した旅券の頁を開くと最後に訪問したのが2015年だから丁度十年前。入場券には250の文字が刷られている。ロシアの女帝エカテリーナ二世:YekaterinaⅡ【1729年5月2日生-1796年11月17日没】はベルリンで大量の絵画を購入すると、冬宮殿の隣に展示したのが1764年。フランス語で隠れ家を意味する”Ermitage”(エルミタージュ)が、美術館の名前の由来となったのはこの個人コレクションを隠れ家のような離宮に展示したため。正確には2015年は創立251年目。横に並んだ缶はクマのラベルでお馴染みの銘柄《Yarpivo:ヤルピボ》のヤンタルノエ=アンバーラガー。バルティカ·ブリューワリー:Baltika Breweriesのブランドのひとつ。
◇◇◇◇◇

◆◆◆◆◆
第99話はゼニト·サンクトペテルブルクの“かつて”の本拠地MSAペトロフスキ-·スタジアム。最初に建設されたスタジアムは第二次大戦のナチス·ドイツとフィンランド両軍の包囲網で完全に破壊されてしまう。1957年から’61年にかけて再建された後、’80年の夏季オリンピック開催前に改修工事が行われると’92年にスタジアム名も地(島)名と同じペトロフスキーに改称された。ピョートル大帝の守護聖人は、イエス·キリストの十二使徒の一人として知られる使徒ペテロ。ロシア語でペテロ=Peter’のを意味する単語がペトロフスキー。このレニングラードのクラブは’84年にソ連の国内タイトルを獲得はしたものの連邦崩壊後も一部に定着できず浮き沈みするような不安定なレベル。ペトロフスキーを本拠地とした94年から五年後、’初となる国際大会の開催は99年9月16日、UEFAカップ·ボローニャ戦まで待つことになる。
◇◇◇◇◇