FIFA女子ワールドカップカナダ2015大会が始まった。
1−0で勝利を語り勝点3をなんとか得た。
しかしそれは安藤の犠牲があって現実となったものだということがまとわりつく。
前半はそれでも守備陣が踏ん張った。
初出場のGK山根は大柄の体の特性をうまく出し
小柄な両CBの高さ不足を十分補った。
また宇津木、有吉の両SBはスペースをうめスイスのサイド攻撃を見事潰した。
それにCB岩清水のロングフィードは精度を増し、
一気に前線にボールを運ぶ、攻撃の起点となっていた。
代表200キャップの澤の読みが生んだ攻撃の目を潰す献身的プレーは
経験のなせる技だった。背中で見せるその姿は健在だった。
ただ後半は苦しめられた。
その一つにスイスの取った作戦にあった。
スイスは前半あまり前に出なかった。
たまにバッハマンとディックマンがチェイスする事があったが、
前から奪おうという迫力はなかった。