現在、マンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリードにローン移籍をしているメキシコ代表フォワードのハビエル・エルナンデスだが、その未来はすこし暗いものであるようだ。
ファン・ハール政権下のマン・ユナイテッドでは既に活躍の場が無く、レアルへ一年のローン移籍となったものの、移籍先でも分厚い攻撃陣の層に阻まれなかなか出場機会に恵まれていない。
何より、ポストプレーが出来ないという彼のプレイスタイルはレアルには合わないと思っていたが、やはり合わなかったという思いが強い。
マンチェスター・ユナイテッドとの契約は2015年6月までとなっているが、今のところ契約延長に関しての交渉は低調なようだ。
その上、レアル・マドリードも既に余剰戦力という扱いに変わりつつあり、オプション行使での完全移籍に関しては否定的な姿勢を示しており、来夏はフリー・トランスファーでの放出となる目算が高い。
さすがに彼レベルの選手となると既に虎視眈々と来夏での獲得にガナーズやレッズ、トフィーズといったプレミアの上位チームが狙っているようだ。
サー・アレックス・ファーガソンはその実力に太鼓判を押していた逸材ではあるものの、ここまでその実力に見合う実績を積んできたとは言い難いだけに、2010年から移り住んだマンチェスターの地を完全に離れることになるのは確実だろう。
一番、脂の乗っていた時期に飼い殺しにされたという印象しか筆者には無いだけに、その鬱憤を晴らす活躍を期待しているのだが、プレイスタイル的にスーパーサブという役割が一番あうのが悲しいところだ。
果たして新天地はどこになるのだろうか?