チャンピオンズリーグやブンデスリーガにおいてヒルベルト、ドナーティ、イェドバイと三人の選手を右サイドバックとして起用しているものの、固定できていないレーバークーゼン。
どの選手も一長一短があり(イェドバイにいたっては本職はセンターバックである)、この問題はシュミット監督の頭を悩ませているようだ。
そんなチームは、今冬の移籍市場でまた一人、新しい右サイドバックの補強に乗り出すようだ。その選手は、スポルティングリスボンの元ポルトガル代表のセドリック・ソアレスである。この夏、シャルケも獲得に興味を示していた、若き右サイドバックである。
彼はドイツ生まれであり、ドイツの文化にも慣れ親しんでいることからドイツへの順応に関しては問題なさそうである。
言語に関しても、9年生までドイツで勉強していた(ドイツは初等教育である小学校が4年生であり、その後小学校高学年と中高一貫校が合体したような中等教育機関が存在する)為に、ドイツ語にも堪能である。
また、生まれがゲルゼンキルヒェンであるということも、シャルケが獲得に乗り出した一因であったかもしれない。
スポルティングとの契約は2016年までとなっているが、その契約には例外条項が盛り込まれているようで、獲得は決して無理というわけではなさそうだ。
シャルケは内田のバックアッパー、レーバークーゼンはスタメン候補として獲得に乗り出すようだが、果たしてこのポーカー、勝者は誰になるのだろうか?