マンチェスター・ユナイテッドは元スペイン代表GKのビクトール・バルデスと一年半の契約を締結したことを発表した。
バルセロナを退団してから半年、イングランドの地に新天地を決めた。
ユナイテッドの施設でリハビリとトレーニングを続けていたことからほぼ契約締結はほぼ規定路線だろうと思われていただけに、さほどの驚きは無いものの、問題となりそうなのは彼の処遇である。
第2GKの立場は我慢なら無いだろうことは間違いないだけに、デ・ヘアとの併用ということになるのか、はたまたデ・ヘアを予てからの噂どおり、レアル・マドリードへと売却するのか。
ただ、一年半という比較的短期の契約だけに、まずはバルデスの状況を見つつためし運転をさせてみる、という側面もありそうなので、すぐにデ・ヘアを放出するということは無さそうではある。
しかし、モナコへの移籍がメディカル・チェック不通過による破談に終わり、リバプールとも契約寸前までこぎつけながらこれまた破談に終わったときは現役引退も心配したものだが、こうしてマンチェスター・ユナイテッドという大チームとの契約を結べたことは非常に喜ばしいことだ。
デ・ヘアにとっても競争相手となるのがリンデゴーアとバルデスであればより切磋琢磨により更なる成長を見込めるだろうし、バルデスの豊富な経験を若手の選手に伝授できるのはチームにとっても大きいはずだ。
とはいえ、デ・ヘアとバルデスをどう使っていくのか、ファン・ハールの腕の見せ所であろう。
注目して見ていきたい。