八百長疑惑で解任されたアギーレが日本を去って1ヶ月。様々な新監督の憶測が各メディアを賑わせた。
そんな中2014年のブラジルワールドカップでアルジェリアを率いて決勝トーナメントに導いたハリルホジッチが日本代表の新監督としてやってきた。
多くの新聞やメディアは比較的このハリルホジッチを好意的に迎えている。
おそらく日本代表のファンも概ね歓迎ムードである。
推測するに前回のワールドカップで優勝したドイツを唯一苦しめた監督であったこと、道半ばで病に倒れてしまった元日本代表監督のオシムも認める監督であることがハリルホジッチの歓迎ムードにつながっているのだと思う。
更に言うならブラジルワールドカップでの惨敗、アジアカップの早期敗退、アギーレ解任というネガティブなニュースが続いている日本のサッカー界の救世主としてファンの期待もかなり大きいからなのかもしれない。
就任会見で監督自身、時間を与えてくれと言っている。
プロである以上結果は全てだとは思うが、日本にやってきて2週間足らず。初采配まで一ヶ月もないのだからいきなり結果を求めるのは酷であることは私も同調する。
あくまでも目標は2018年のロシアワールドカップで結果をだすことに他ならない。
そこで興味深いのは3月27日に行われるチュニジア戦のメンバー。ここでハリルホジッチがどのようなメンバーを選ぶのかで監督の好みが有る程度見えてくるのではないかと思う。
Jリーグの試合もほとんど観戦できておらず、アジアカップのメンバーが主体になってくるとは思うがそんな中でも数人は抜擢があるのではないだろうか?
ここからは著者の勝手な意見にはなるが是非メンバーにはいって欲しい選手を数人あげていきたい。
まずはゴールキーパー。Jリーグを初観戦した監督はFC東京のGK権田を称賛していた。
おそらくメンバーにはいってくるのではないかと思う。他には浦和レッズの西川あたりが順当に選ばれるのではないだろうか?
ディフェンダーはおそらく今までとそんなに代わり映えはしないような気がする。怪我をしている長友、内田も招集していると報道されている。
そしてミッドフィルダー。J2に降格してしまったセレッソ大阪の山口螢は是非とも呼んでほしい選手だ。
ブラジルワールドカップの試合を観た時に代表での試合が少ないにも関わらず、大舞台で物怖じすることなくプレーしていたのが非常に記憶に残っている。その後、残念ながら怪我のため長期離脱したが現在は復帰してプレーしている。
山口の運動量とインターセプトは代表でもいきてくるに違いない。更にドイツ2部のカールスルーエで大活躍している山田大記も試してほしい選手の一人である。2部とはいえ海外で結果を出していること、現在好調であることからも招集するに値する選手であると思う。