この“N-BOX”はクラブW杯で「レアル・マドリードに勝利するため」に誕生したシステムで、日本人の特徴である運動量の豊富さをプレーの連動性として武器にして世界王者に対抗する、という“日本化”が叫ばれる現在の日本サッカー界にとっても指標になるようなサッカーが披露されていました。名波さんと俊哉さんの対談では、「(鈴木)秀人やマコ(田中誠)には『お前らは一生懸命ボール奪って早く俺らに渡せよ。お前らは余計なことしなくていいよ。あとは俺らが何とかするから』と試合中にも言っていた。」らしいです。逆に服部さんからしたら、俊哉さんの裏なんて守備面では危なっかしいとしか思っていなかったでしょうが、逆にそこを相手に狙わせてたというぐらいのカヴァーリング能力もあったわけです。最近では西野朗監督時代のガンバ大阪が、常に左サイドバックに入る選手(安田理大・下平匠・藤春廣輝)が守備面に問題がある点を利用して、このジュビロのサッカーに組み合わせると“5人目のMF”とも言えるDF山口智さんのカヴァーリングでボールを奪い取っていたのにニュアンスが似ているかもしれません。