青い目のフクニシくんとウクライナ人の相馬先生
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試合開始から8分ホームチームが先制。しかし21分エウクが同点に追いつき勝負の後半戦へ。ホームチームで中盤の底で奮闘したのがセバスティアン·ピンドール:Sebastian Pindor【1996年10月17日生】。体をはって攻撃の芽を摘んだ。背番号は二十三だから『フクニシくん』と命名決定。現在も同クラブでプレ-しており、’15年ポロニ·ワルシャワから加入して既に十年、二十八歳の現在は主将を任されており今やクラブの顔的存在。
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自身を誇示したい蒼きポーリッシュ達の我武者羅なプレーが目立つ中で、クレバーな動きを見せたのがエウクの左サイドバック。主将章を巻いたオデッサ出身のウクライナ人オレクサンドル·ベレゾフスキ:Oleksandr Berezovskyi【1997月23日生】。唯一の外国籍選手には『そうませんせい』と名付ける。
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相馬直樹:Naaoki Soma【1971年7月19日生】 監督(鹿児島ユナイテッドFCでGM兼任)は、現役引退後の’08年母校の早稲田大学に戻り大学院にて修士課程を終了している。実際に教壇に立っていたわけではない。
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さあ後半の笛。先に動いたのはスレユベク。後半頭から入ったのは32番右サイドに18歳のニコデン·ツァビストウスキ:Nikodem Zawistowski【2000年7月3日生】を配した。
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一方のエマクの指揮官は四十二歳。思い切り良く二枚替え。12分に背番号11番に続き、背番号九番がピッチに入る。攻撃的ミッドフィルダ-ながら11番を背負うマチェイ·ファムラク:Maciej Famulak 【1999年11月18日生】。その八分後に勝ち越しゴールが生まれる。積極的な采配が勝利を手繰り寄せた。ファムラクとフクニシくんの激しい鍔迫り合いは、この試合後半の見所になった。この時間両チームともプレスに行く体力は残されていない。中盤は間延びして1対1の局面を誰もフォローにいけない。スレユベクはピントールがボールを奪って前線へのロングフィードを狙っている。ファムラクは単独でエリア内に入る気満々。熾烈な残留争いの直接対決で勝利し降格を回避したエウクは試合後、輪をこさえての大騒ぎに。
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