スタジアムのリニュ-アル工事中の間、ロコモティヴァはディナモの本拠地マクシミールを借りることになる。このケースは珍しくもなく、上の三人の写真はマクシミールで撮影している。新クラニチェヴィチェヴァの工事が終了した暁には、マクシミール建設プロジェクトが始動する予定。現在ディナモ、そしてクロアチア代表の本拠地が新しくなるまではディナモとクロアチア代表は、新クラニチェヴィチェヴァで試合を行う前提でこの構想が成り立っている。
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ディナモの帳簿は三期連続黒字に
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さて、そのディナモは感染症拡大が収まってからのクラブ運営は順調で、’22年の総収益は4,360万ユーロで110万ユーロの利益を出した。最大支出は当然選手に支払う給与であり2,440万ユーロ。’23年は総収益5,311万ユーロに対し支出は4,586万ユーロの財務報告。そしてCEOのズヴォニミール・マネニツァ:Zvonimir Manenica氏が’24年度総会で財務を公表。気になる数字は総収益7,770万ユーロ、支出は7,000万ユーロで700万ユーロの黒字だからホクホク。最大の増加はヨーロッパの大会でのプレーによる収益。今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ=CLの試合でクラブは4,000万ユーロの収益を得たが、この収入は二年間にわたって計上されており、具体的には’24年に2,700万ユーロ、’25年に1,300万ユーロとなる。またディナモは移籍金で2,300万ユーロを稼いでいる。その収入の大半はダニ·オルモ:Dani Olmo【1998年5月7日生】とヨシュコ·グヴァルディオル:Joško Gvardiol【2002年1月23日生】と随分前の移籍によるもの。分割払いの回数が多いので今頃入金されているのだとか。
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上写真はリエカ対ディナモ、ハイドゥク対オシエク、スーペル·スポルトHNL第二十三節での二試合をアピールするsportske novosti 紙の一面。四大クラブの直接対決なのだが、おそらく日本で馴染みが薄いのはオシエクだろう。人口十万八千のクロアチア第四の都市。しかし昨シーズンの平均入場者数も七千四百人。これはリエカの六千四百を抜いて三位。2016ー17シーズン以来八年連続で四位以上の順位をキープしているから間違いなく四天王の一角。最も今季に限っては不調に苦しみ二十七節消化現在下から数えたほうが早い八位。そのオシエクと勝ち点差一で六位をキープしているのがロコモティヴァ。
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クロアチアリーグのテレビ放映権
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HNLの放映権を七年間で一1億三千万ユーロで取得しようとしていたスウェーデンのエンドルフィン·マギネ:Endorphin Magine社との契約は双方合意に達せず、同社が初回の分割払い金の未払いにより解除された。他にもに興味を示した企業もあったが、九百万ユーロを提示したHT社に決定。各クラブにとってはテレビ放映権料収入の大幅な増加となる朗報。以前の契約では各クラブに分配される権利は百五十万ユーロのみ。これはリーグレベル、UEFAコンペティションでの実績を鑑みれば、かなり低い数字。権利収入をチームの順位に応じて分配されるシステムへの変更は特に小規模のクラブが受ける恩恵が増した。とはいえこの金額はUEFAランキングで上位を目指している強豪他国とは程遠い。ディナモ、オシエク、ハイドゥク、リエカの四大クラブ以外のクラブが存続できていることも不思議に感じている。
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リエカの老人 苦言はわからなくもない
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今季は首位のHNKリエカがディナモにホームで観戦した試合。首位を走る好調なクラブの最終ラインを安定させるうえで欠かせない存在となっていたのが現在三十一歳マイストロヴィッチ。
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