71〗Stadio Silvio Piola / ヴェルチェッリ

あの日あの時は■2016年8月27日セリエB開幕戦FCプロ·ヴェルチェッリ1892対アスコリ·カルチョ。観衆は二千六百人とも半分にも満たないが熱気は充分に溢れている。
選手入場時プレス席から撮影。注目の選手を両チームから一人づつ挙げるとしよう。ホームチームは手前の三十二番左ウィングのアルマンド·バユシ:Armndo Vajushi【1991年12月3日生】。黒髪のイタリア人の中で目立つスラブ系の顔立ち。アルバニアのヴラズニア·シュコドラのアカデミー出身。
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2009年7月UEFAヨーロッパリーグ(EL)予選のラピド·ウィーン戦でプロデビュー。11-12シーズンに1.FCケルンのトライアルを受けているが移籍金の額が折り合わず破断したためブルガリアへと越境。二年目のシーズンにはリテックス·ロヴチで二桁得点を記録、チームをEL出場へと導く(三位)原動力のひとりに。’15年の冬セリエAのキエーヴォ·ベローナに移籍後ASリボルノに期限付移籍。前月プロヴェルチェッリが獲得した新戦力。この年開催されたUEFA欧州選手権の予選ではアルバニア代表チームに招集されていた。
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未来のアズ-リ その才能の片鱗にふれる

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一方アスコリではバユシの右斜め後ろ(写真では右斜め上)を歩く十一番。当時十九歳の若武者が俯いている。現在ボローニャとアズーリで背番号七を背負うリッカルド·オッソリ-ニ:Riccardo Orsolini【1997年1月24日生】。この年三月にプロデビューしており、この試合から四ヵ月後にはユヴェントスに買われてマルケ州を去った。イタリアでは珍しく人口芝を使用しているスタジアム。不可解な判定が目に付いたとはいえ、中々如何して白熱した好ゲームに。中盤の攻防ではプロヴェルチェッリが優勢で、存在感を発揮したのは右ハーフの21番ルカ·カスティーリャ:Luca Castiglia【1989年3月17日生】クーオネ県チェバの出身。典型的なセントラル·ミッドフィルダータイプ。前半イエローを貰ったもののこの日はフル出場。
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試合は前半アスコリが先制。オッソリーニは初戦からアシストを記録、ノルマは果たして七十分過ぎに交代。一点ビハインドのホームチームが終了間際に追い付き両クラブはドロー発進。試合を裁いた主審が無事スタジアムを後にできたのかは定かではない。何故ならばキックオフが20時30分。日本人親子もミラノ行き終電列車に乗るべく、終了のホイッスルを聞かずにスタジアムを駆け足で去ったのだから。
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