54〗Stade Sébastien Charléty /パリ

三十五年ぶりのトップリ-グ還帰  花の都にはもうひとつのクラブチ-ムがあった

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遂に欧州五大リ-グが開幕。日本では終戦記念日の15日に英プレミアリーグ、西ラ·リーガ、そして仏リ-グ·アンでこれから一年間に渡る戦いの火蓋が切って落とされた。話題のクラブは1990年以来三十五年ぶりのトップリ-グ復帰となるパリFC。LVMHとレッドブルの出資が決定、本拠地も下写真のスタッド·セバスティアン·シャルレティ0からジャン=ブーアンへと移転した。初戦はアウェ-でアンジェを相手に1-0の黒星スタ-トとなったが注目は第二節の強豪オリンピック·マルセイユ戦。
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TICAD(アフリカ開発会議)が、明日二十日に横浜で開催される。三年に一度なので今回が九回目。前回はチュニジアの首都チュニスだったから六年ぶりの日本開催。2018年はFIFAワ-ルドカップロシア大会を翌月に控え、駐日大使等外交官のアフリカチ-ムが横浜の国会議員や市会議員らの日本チ-ムと日産スタジアムで対戦。ボ-ルを蹴ることで友好を深めた。下の画像は、徳島県鳴門市のポカリスエットスタジアム。約二万人を収容可能。大塚製薬がネ-ミングライツを取得してから既に十八年になる。

近年日本から積極的にアフリカへ進出している企業のトップランナ-が同社。ナイジェリア国内での生産設備には57億9,000万円もの巨額投資を予定していると発表した。’22年11月から、ナイジェリアのラゴスでポカリスエットの販売を開始。翌23年にに約五十八億円を現地の生産設備に投入している。昨年エジプトでは元気ハツラツ《オロナミンC》が発売されたことで本年エジプト政府からはゴールデンライセンスが発行されている。
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今月愛媛との“四国ダービー”では一万三千人を超える観戦者数は凄い。J2なのに。J3の高知ユナイテッドSCは今季ここまで平均二千二百人を越えており、カマタマーレ讃岐にしても二千人前後。
三部リ-グで示すこの数字が国内全体のレベルの底上げを証明し、日本代表チ-ムの躍進へと繋がっている。送ればせながらフットボ-ル大国フランスも、現在のプロとアマが混在するフランス全国選手権(三部)に変わり、2026-27シーズンからはプロリーグのリーグ·トロワがスタ-トすると年初に発表されている。
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神対応に感謝したあの日のシャルレティ

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最近は落ち着いた気もするが以前は欧州滞在時は狂っているとしか思えないような無茶苦茶なスケジュ-ルを組んでいた。食事をとる暇などない。この日もバス停で降り、スタジアムに向かう道筋で朝から水分補給しかしていないことに気づく。
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まあアフリカの極貧国で暮らしている人々の事を考えればたいしたことではないと言い聞かせていたのは、おそらく早朝と深夜23時過ぎに黒人で溢れるパリ市内のメトロを利用しているからかもしれない。自分は有色人種の男性+低所得者なので溶け込んでいるが、日本からの観光客で女性の方にはこの時間帯の利用はお薦めできない。スタジアムに到着し、プレス受付担当の女性からサンドイッチが手渡されたから感激。トップリ-グならいざ知らず、ナシオナル=フランス全国選手権(三部)でこの神対応は予想していなかった。そんな理由でますは撮影したのはピッチサイドでこの写真。そして三分で胃の中に消え去った。
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あの日あの時は■2017年4月7日フランス全国選手権第28節パリFC対リヨン·ラ·デュシェ-ル。’21年からはスポーティング·クラブ(SC)リヨンと改名しているがパリ対リヨンだから解りやすい。パリと京都は姉妹都市。いっぽう横浜とリヨンも同様に都市間は深い絆で結ばれている。試合はスコアレスの盛り上がりに欠ける内容、終盤得たPKの好機も逃してしまいパリサポーターが不満を抱えて帰路につく覚悟もしたアディショナルタイムに劇的なドラマが。
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