ラピドには強いアルタッハ 驚愕の先制
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実は2016年5月11日に一度だけSCRAの試合を取材した経験がある。ラピドが本拠地リニュ-アルの間、代用していたのがエルンスト·ハッペル。このシーズンはUEFAヨーロッパリーグ予選ラウンドで、ポルトガルのヴィトリア·ギマラインスとの白黒対決を制しクラブ史に新たな足跡を刻んだばかり。ちなみにこの試合も収容人員九千人のシュナーベルホルツ·シュタディオンではUEFAの規定を満たせず、インスブルクのチボリシュタディオンでの開催となった。
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一筋縄ではいかないだろうと思いつつプレス席に腰を降ろすと22分フィリップ·ネッツァー:Philipp Netzer【1985年10月02日生】がまさかの長距離弾を決めてSCRAが先制。ラピドが辛うじて引き分けに持ち込んだものの、個々のタレントで勝る相手に対し組織で封じ込める守備がはまりダミル·カナディ:Damir Čanadi【1970年05月06日】の手腕が光ったゲ-ムとして記憶に留める。
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カナディとヒュッターの直接対決 ミラノに八万人よりもアルタッハの八千人
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2013-14のシーズン独走状態で二部優勝を果たし昇格へと導いたカナディ。前任者はカールスルーエSCの監督経験もあるドイツ人ライナー·シャリンガー:Rainer Scharinger【1967年3月4日生】。その前にはトップチ-ムを初めて任されるアドルフ·ヒュッターが二部降格した2009年から古巣を率いていた。初年度は三位、その後二年連続で二位の好成績でも、プレ-オフシステムを採用せず優勝クラブのみが昇格できるこの国では意味をなさない。カナディにとってSCRAでのブンデスリーガデビューとなる14-15シーズンは勝ち点59を獲得。シュトゥルム·グラーツを1ポイントの僅差で押し退けて、三位でのフィニッシュ。二位はラピド、連覇を達成したのが新指揮官にヒュッターを迎え冬の移籍市場で南野拓実が加わったレッドブルザルツブルクだった。
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