当初は単なるエイプリルフールネタだと思われていたFC東京の若き日本代表FW、武藤嘉紀へのチェルシーからのオファーという報道。
しかし、後にFC東京社長である大金直樹氏の発言でそれが事実であると判明、大騒ぎになったのは読者の記憶にも新しいことであったと思う。
だが、彼に興味を持っていたのはチェルシーだけでは無かったことが判明したのである。
FC東京のOBである日本代表DF、長友佑都が所属しているセリエAの名門、インテル・ミラノも武藤獲得に乗り出してきていたのだ。
既に身分照会、移籍金の提示も済んでいると言われており、いつ正式な移籍のオファーに進展してもおかしくない状況になっている。
他にもブンデスリーガのレーバークーゼンやマインツ、オーストリア・ブンデスリーガの強豪に成長した、現U21代表の南野拓実が所属しているレッドブル・ザルツブルグなども彼の存在に注目しており、スカウトの派遣を行ったり、その申請をしている最中のようだ。
昨シーズンのブレイクから日本代表へ抜擢され、そこでさらに大きく花開いたことで、今シーズンも既に4得点を挙げてるだけに、FC東京としても放出するのは痛い存在になりつつある。
しかし、さすがにまだ海外大チームにまで抜擢されるほどの選手へは成長はしていない。
FC東京に初の優勝の栄冠を飾り、実力を養ってから海外へ出るか、それともその勢いのままに今夏、海外へ挑戦するのか。
試合に出れることを第一の条件に考え、自身の成長にあった移籍であってほしいと願うばかりだ。