ザッケローニ監督の後任、アギーレ氏が監督となり、指揮をとってから2試合が終了した。
多くのJリーグ選手を起用し、海外で活躍している選手たちとの共存を監督は図っているようだ。
だが、初戦のウルグアイ戦では0−2と敗戦。DF陣の調和がなっていないように思えた。ベネズエラ戦では2−2で、武藤、柴崎らの活躍がみられた。
2試合を終えただけであるが、いまだ白星はない。やはり問題点はDF陣。特にCB。経験によって磨かれるといわれるこのポジションは、現時点でいい選手がいない。世界で活躍するストライカーと競り合うには、やはり厳しいものがあるのかもしれない。体格面でも、スキル面でも大きな差があるように感じる。
であれば、前線から効果的なプレスをかけていくしかないだろう。まずは、トップの選手が圧力をかけることでパスコースをふさぐ。そこに2列目の選手がプレスをかけ、ボールをとりにいかなくてはならない。最後列の選手たちは、ラインを徹底してコントロールし、ダイアゴナルに走りこむ相手選手の動きを許してはならないだろう。
アギーレのJの選手と海外選手との融和は、個人的にはとても嬉しい。J発足から20年ほど。確実にレベルは上がってきている。才能のある選手は海外に出てしまうことが多いが、国内にも未だ発掘されていない原石がたくさんあるはずだ。その才能を見出すことが今回の代表では期待できるのではないか。
そして、日本のサッカーはますます強く、後続からも多くの才能が生まれてくるだろう。