攻撃面では補強は充分なものの、肝心の守備面では非常に心もとない戦力となっているマンチェスター・ユナイテッド。
一月の移籍市場でも大枚をはたいての大補強を敢行する予定のようだ。
特に怪我人が多く、層の薄さが目立っていたセンターバックのてこ入れとして、ファン・ハールはアストン・ヴィラに所属しているオランダ代表CB、ロン・フラールに照準を絞っているようだ。
夏の移籍市場においてもフラール獲得に乗り出していたものの、主力を放出することに難色を示したアストン・ヴィラ側の都合で流れている。
しかし、守備陣の弱体化に悩まされているユナイテッドは、ファン・ハールの戦術を知っているフラール獲得に再挑戦をするようだ。今シーズンで契約が切れるフラールの移籍金は400万ポンド前後といわれているが、今回はそこから更に増額した600万ポンドを提示している模様だ。
特にフラールの場合、既にプレミアでのプレイにに馴染んでおり、プレミアへの対応に四苦八苦する必要がないというのも大きいメリットとなる。
また、両足が使え、攻撃力にも優れている彼の加入はユナイテッドの守備だけでなく、攻撃力のアップにも繋がるだろう。
彼の獲得には、同じく守備陣の再編を強いられているアーセナルも興味を示しているようだ。
しかし、フラール自身はオランダ代表でもお互いを熟知しているファン・ハールが指揮するユナイテッドへの移籍を希望しているといわれているが、果たして今年のクリスマスに彼はマンチェスターの地に立っていることができるのだろうか?