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チャンピオンズリーググループリーグ第2節 マンチェスター・シティ-ASローマ トッティの技あり弾で貴重なドロー 

 マンチェスターシティにとっては痛い引き分けとなった。ほとほと、チャンピオンズリーグには縁がないのだろうか?
今回も試合を優位に進めながら、一瞬の隙を突いたローマ、トッティの一撃で勝ち点2が手からすり抜けていったことからも、それは感じられるのではないか。

 しかも、ホームにも関わらず、時間が進むにつれてローマに主導権を奪われつつあるなどというのは言語道断である。

 試合前、監督も選手もミな口をそろえて言っていたのは、こうだった。『ミスをする余裕はない』と。しかし、ミスを犯し、それが得点に直結してしまった。
 しかも、ローマはレギュラーのセンターバック二枚に加えキーパーも離脱しており、デ・ロッシもストロートマンもいなかった。シティはここで勝ち点3を取らねばならなかった。にも関わらず、勝ち点1で終わったことは、今後のマンチェスターシティにとって非常に苦しい展開になることを意味する。

 ヤヤ・トゥーレの調子が上がらず、ランパードが獅子奮迅の活躍をしている現状では、これが精一杯なのだろうか?

 この試合ではハートをスタメンに復帰させたものの、不安定な出来であった。かといって、他に替えがいるわけでもなく、苦しい戦いとなってしまっている。シティはこのまま沈んでしまうのだろうか?ここからの巻き返しに期待したい。

 逆にローマは主力を怪我で欠いており、明らかに引き分けで良い形で試合に臨んでいた。得点にしても最序盤のPKによるものであり、崩されて奪われた得点ではない。

 特に特筆すべきはトッティだろう。38歳という年齢にも関わらず、長距離を走っての鮮やかなループを決めるなど、老いて尚成長し続けるこの選手はすさまじいの一言だ。

 昨年のアトレティコのように、旋風を巻き起こす可能性を充分に秘めているだけに、次節のスタディオ・オリンピコでのバイエルンとの対戦が今から楽しみだ。共に怪我人も多いものの、熱い試合になるのは間違いないだろう。