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チャンピオンズリーググループリーグ第2節 レーバークーゼンvsベンフィカ 〜攻撃力復活。二年前の雪辱を晴らす〜

 2年前のヨーロッパリーグベスト32で顔を合わせたカードの再現となったレーバークーゼンとベンフィカの一戦。
特にベンフィカは昨シーズンはヨーロッパリーグで準優勝、ポルトガル、プリメイラリーガにも優勝しており、勢いを持ってチャンピオンズリーグに望んできたものの、初戦のゼニト戦を0−2で落とし、苦しい立ち上がりとなった。

 一方、レーバークーゼンはプレイオフにギリギリ滑り込む4位でシーズンを終了、プレイオフこそコペンハーゲンに快勝してグループリーグに進んだものの、こちらも初戦をモナコに0-1で敗れており、どちらも仕切りなおしとなる一戦となった。どちらもフルメンバーで臨んだ試合となったが、試合の主導権を握ったのはホームのレーバークーゼンだった。

 サイドから切り込んでいくソン・フンミンとカリム・ベララビと2トップのキースリングとハカン・チャルハノールが前線で流動的に動きながら攻め込んでくるスピーディな攻撃は、ベンフィカ守備陣を混乱に陥れた。
もちろん、ミスも多かったものの、そのミスを帳消しにする勢いでゲーゲンプレッシングを敢行していたことで、ベンフィカは完全にチーム不全を起こしていた。攻撃も散発的なカウンターが多く、レーバークーゼンを脅かすまでには至らなかった。

 後半、なんとか反撃の糸口を掴んだものの、一点を返した直後にPKを献上し、自ら勢いに水を掛けた形になってしまい、万事休す。レーバークーゼンは上位陣に食らい着く糸口を掴む勝ち点3を得た。

 ここまで調子の波があったレーバークーゼンだったが、これで一息つけそうだ。二週間の代表試合週間で選手の疲労をどこまで取り、控え選手に戦術が浸透するかが鍵になりそうだ。
 一方、ベンフィカにとっては痛い二敗目となった。流出した選手の穴を埋め切れておらず、総合力は昨シーズンより下がっているのではないか?ジェズス監督にとっては頭の痛いところであろう。

 グループCはゼニト・サンクトペテルグ、モナコ、レーバークーゼンの三つ巴の戦いになりそうである。

 次節、次々節のゼニトとレーバークーゼンの二連戦がグループCの動向を左右する、天王山となりそうだ。