また、歴代の日本代表の中で彼の時代が最も成功していたのはナイジェリアU20ワールドユース(現・U20W杯)準優勝、シドニー五輪ベスト8、アジアカップレバノン大会優勝という確かな実績を残しているトルシエ。戦術で雁字搦めにしているとも見える反面、アジアカップレバノン大会の日本代表は「歴代で最も面白くて強かった」と未だに言われる理想的なチーム。中田英寿の招集が叶わなかったものの、名波浩と中村俊輔という世界レベルの新旧10番が共存していた事実からして、決してトルシエが選手を言いなりにするだけの小じんまりとした集団を作っていたわけでもありません。やはり、そこにはトルシエが日本人を深く理解していた事が活きていたと考えるのが自然な流れでしょう。