◆◆◆◆
2019年4月アヤックスとの5年契約が発表される。スタンダール· リエージュでそのプレーを食い入るように撮影にしたのは同年3月1日。
シーズン5得点目となるゴールは見事だったがやはり守備的中盤のプレーヤー。ハードワークでチャンスの芽を積む姿が印象に残った。
◆◆◆◆
東欧のラテン。同じラテン語を起源に持つたけあってルーマニア語とイタリア語は似ているらしい。ルーマニアからの移民の足はは、長靴の半島へと向く。マリンも現在はエンポリ所属。欧州5大リーグで通用するルーマニアの選手がいるならば行き先はセリエAと思ってほぼ間違いない。
◆◆◆◆
しかし昨季ACミランで戦犯扱いされたチプリアン·タタルシャヌ:Ciprian Tătărușanu【1986年2月9日生】は遂にイタリアを去る。2020年に代表を退いたがゴールキーパー、サウジアラビアでもう一花咲かせる意気込みもアブハー·クラブでは厳しい現実が待っていた。
本日首位のアル·ヒラル戦では7失点。上写真を撮影したのはフィオレンティーナでプレーしていた’16年。
◆◆◆◆
この試合は対戦相手のクロトーネにはエイドリアン·ストイアン:Adrian Stoian【1991年2月11日】母国のゲオルゲ・ポぺスク·アカデミーで学びU17代表に。2008年にASローマのスカウトの目に止まり、翌年3月のユヴェントス戦でトップデビューを果たす。その後もぺスカーラ、パーリ、キエーボ·ヴェローナと伊国で揉まれたストライカー。
◆◆◆◆
ルーマニアから出稼ぎや移住してきた男性は左官や大工等建設業に従事、女性は家政婦として働くケースが多いらしい。フィレンツェ郊外に住む彫刻家のフランチェスコは「イタリアの歴史や芸術を知らないルーマニア人が歴史的な建築物の復旧にかかわるなんてどうかしている!」嘆く。トルコやスラブ色の濃い顔立ちでも「ローマ人の国」を名乗るRomânia。ぶっ壊して新しいビルディングを建てればいい日本では気づかない両国民の微妙な感情に思いを馳せた。
東京五輪で来日した顔ぶれは、首都ブカレストのクラブから二人に対して合併前ヴィトルルとファルルから計6人が選出されていた。予選を兼ねた2019年のU-21欧州選手権は仏独西と並んでベスト4入り。ちなみにグループCは首位ルーマニア2位フランスが共に2勝1分、イングランドも勝ち星なくクロアチアが最下位。第二のホーム?イタリアでの開催が影響したのかはさておき見事な成績。
そして今秋UEFA欧州選手権予選、最終節ではスイス代表にも勝利し無敗で首位通過したルーマニアA代表。
◆◆◆◆