二部での快進撃 夢の実現に会長も歓喜
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あの日あの時は■2024年12月15日リーガ·ポルトガル2 第14節CDトンデラ対ポルティモネンセSC。ホームでは前半の最終戦。観客数は千三百四十二人。二部とはいえ県内では最大のクラブでもこの程度。来場し難い月曜日でも試合を開催して、テレビ優先にするのも仕方ない。ここまで七勝六分けの無敗で首位をキープしている。主将章を巻くのは’18年にレイションイスSCから移籍して七シーズン目となる古参のリカルド·アルヴェス:Ricardo Alves【1991年5月9日生】。
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元U21代表はトップリーグの経験こそないものの筋金入りのセンターバック。試合は前半PKとセットプレーの好機を活かしベテランのロベルト:Roberto【1988年11月28日生】が二得点。アルヴェスが左に入ったスリーバックと最終ラインの前で攻撃の芽を摘んだタヴァレスとブラジル人のツーボランチ。守備陣も無失点でホイッスルを聞く。無敗のままウィンターブレイクまで辿り着いた。年明け一度首位の座を明け渡したものの二十節から最終までトップで走り抜けた。コインブラ会長は「夢を約束通り実現した」と語ったが、プロリーグデビューを果たし留任を表明していたルイス·ピント:Luis Pinto【1989年4月1日生】監督はヴィトーリアに引き抜かれた。昇格の目標こそ達成したがアルヴェスもロベルトもチームを去り二部のCDチャベスで今季はプレーしている。今季も黄色と緑のウェアを着ているのは一年契約を延長したタヴァレス。再来月には三十六歳の誕生日を迎える鉄人。
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歩いても歩いてもスタジアムまでの道程が思いの外遠い。自分を横目に選手を乗せたバスが通り過ぎていく。本年はアラバマ州モンゴメリーでのバス·ボイコット事件から七十年。翌年、連邦最高裁判所からモンゴメリーの人種隔離政策に対して違憲判決を下された。しかし現在世界を見渡せば、極右が台頭する潮流。今春 不法移民に対して退去命令を発したポルトガル政府は先月末、入国をより厳しくする移民法を承認した。今後ブラジル人であっても、入国前の就労ビザ取得が義務化され、永住ビザの取得となると簡単ではない。
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