サッカーではよくあることと言えば,よくあることである。
突然の崩壊,原因不明の不信、大混乱、見るに耐えないプレー、過去のものになってしまった栄光。
ドルトムントに起こったこれらの出来事は原因がわかっているものとわからないものがある。
2年にわたる主力の引き抜き。
それもライバルチームへの移籍。
こうして状況が起こることがブンデスリーガという比較的健全と言われているリーグで
なぜ起きてしまうのか、
ただ起きてしまったことを今更悔いてもしょうがない。
それよりも毎回見せられるつまらない観るのオンパーレードだ。
ものすごい観客動員数を誇るシグナル・イデゥナ・パルクに駆けつける人たちの
精神状態を思わず心配していまう。
そしてチャンピンズリーグでの好調ぶりが
ますます不可解な状況に僕達を陥らせる。
そういえば今回の対戦相手のパダーボルンについて。
開幕時はほとんどの媒体で,唯一の目標は残留と酷いことを書かれたものだ。
あるいはその低予算ぶり、その田舎ぶりなんかもよく見受けられた。
たとえばチームバスはレンタルであること。
選手が着替える場所は隣の体育館の更衣室であること、などなど。
しかし現在勝点16とドルトムントを5つも上回っている。
パダーボルンのことをとやかくいうことはできない。
同じ州に属し、何人かの選手はドルトムントのユースからスピンアウトされた人たちだ。
むしろこれがサッカーの醍醐味だ。