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後半11分アウェーチームもエース、アレクサンダー·ソボレフ: Aleksandr Sobolev【1997年3月7日生】が決めて同点に追いつく。右サイドバックのダニイル·デニソフ:Daniil Denisov【2002年10月21日生】に誤審と思える二枚目のイエローカードが提示され、劣勢だっただけに価値ある同点弾。ジンコフスキーと連動して中央に移動した左サイドバックのトマス·タバレス:Tomás Tavares【2001年3月7日生】がプレイメーカーとして機能した。しかし数的不利状況で、タバレス空いたスペースをカバーしたのはボランチのクリストファー·マルティンス:Christopher Martins【1997年2月19日生】。
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最終ラインの前で攻撃の芽を摘むマルティンスはルクセンブルク出身。世代別代表での試合でオリンピック·リヨンのスカウトの目にとまり‘19年にスイスのヤングボーイズに移籍。買い取りオプション付きのレンタルで’22年にスパルタク·モスクワへ。本職の守備的ミッドフィールダーとセンターバックでも使われる守備のスペシャリスト。リーチの長さ、瞬発力と長距離スピードを兼ね備え技術もある。デュエルの強さを買われ、既にルクセンブルク代表で75試合のキャップ数を重ねている。それにしてもオランダ人のプロメス、ポルトガル人のタバレス、そしてこのマルティンスとウクライナ侵攻でEU各国のプレーヤーがロシアを離れる中で意外にも国際色豊かなスパルタ。同点に追いついた四分後にピッチに入ったのは元チェルシーのビクター·モーゼス:Victor Moses【1990年12月12日生】。
2018年FIFAワールドカップロシア大会ではアルゼンチン、アイスランド、クロアチアと死の組に入ったスーパーイーグルス。サンクトペテルブルクで残り四分アルゼンチンが奇跡の大逆転弾で二位突破。この日のPKがモーゼスにとって代表での最後のゴール。大会終了後代表は引退したが、昨季までロシアでプレーしており今季は第二の故郷英国のルートンで三十四歳になった今も変わらず。
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このロシア大会のナイジェリア代表で通訳としても存在感を発揮したのがブライアン·イドウ:Brian Idowu【1992年5月18日生】。中盤でも後方でも何食わぬ顔でこなすユーティリティプレーヤーはロシア生まれとはいえ両親はナイジェリア国籍、正確には母親がロシアとのハーフ。劇的なドラマの舞台となったのが、皮肉にもイドウの故郷サンクトペテルブルグだった。写真はロコモティフ·モスクワ在籍時代のゼニト戦前に撮影したが、イドウは2020年のレンタルを経ての完全移籍。23年までヒムキで七十九試合に出場している。
一方この試合でヒムキは三人のセルビア人と一人のモンテネグロ人を含む八人の母国を見渡してもEU加盟国はなし。元ブラジルU20代表のマルコス·ギリェルメ:Marcos Guilherme【Marcos Guilherme】は、この試合の翌々月からV·ファーレン長崎に移籍し現在も日本でプレーしている。
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世界三大珍味としてキャビアと肩を並べるのはトリュフとキャビア。トリュフ塩が普及して独特の風味も珍しくはないがクセがあるので、入れすぎると素材の味を台無しにするので要注意。キャビアよりも数の子のほうが好きだしフォアグラよりも鮟肝のほうが酒の肴に。キャビアとトリュフは兎も角フォアグラは、美味でハマった時期もあった。勿論フランスの高級店で食べれるような身分ではなくブダペストの食堂で度々注文した。物価そのものが低い(通貨は独自のフォリント)お国なのでリーズナブル。日高屋のレバニラ炒め感覚で皿に盛られていたが、残虐な養殖方法を見ただけで気持ち悪くなり、それ以来口にしていない。ポ-ランドは動物愛護や動物福祉=アニマルウェルフェアの理由で生産が禁止されている。
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