8〗Rhein-Neckar-Arena / ジンスハイム

ドイツは無料 日本はいつになる高速道路無料化

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シュツットガルトからフランクフルトへの移動。最も安くあげるならば10ユーロのFlixBusで到着までの時間は三時間半。それでもジンスハイムに立ち寄りたくて、この時は列車を選択。立ち寄る理由はひとつしかない。スタジアム周辺を回って二時間後には駅から列車に乗る。シュツットガルトからの特急列車はハイデルベルク、マンハイムの二駅に停車する。ジンスハイムはハイデルベルクからSバーン=都市内·都市近郊鉄道が運行しており、南方向に戻るのだが13駅、時間にして45分でジンスハイム·ミュージアム/アレーナ駅には着いてしまう。
シュツットガルトからジンスハイムまでの距離は85キロほど。そして123キロ北上したところにフランクフルト。アウトバーンが整備されているし、鉄道網も発達しているのでドイツこの程度の距離は目と鼻の先。ちなみに自分は立ち寄らなかったがジンスハイムの自動車·技術博物館は見る価値があると思う。


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オーストリアの高速道路は普通車でもしっかり高速代金を払う。しかしお隣のドイツの高速道路=アウトバーンは普通車であれば無料。日本の高速道路はいつになったら無料になるのか。日本対ドイツ、ここでは我が国の完敗。ところでドイツ·オーストリアだけでなくサービスエリアのトイレは有料。但しこれは欧州ならば何処の国でも当たり前。むしろトイレが無料だったりすると驚いてしまう。ブダペストではお店でコーヒーを注文してからトイレをお借りしていた。高速道路のサービスエリアだけでなく、駅のトイレ、街中の公衆トイレ、中には飲食店でもトイレチップを催促される。

ドイツから欧州へと広がる駅の自動有料トイレ

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アウトバーン内のサービスエリアトイレを運営している企業は2004年創立のサニフェア:Sanifair社。使用料金を払うとクーポン券が発行される。これはサービスエリア内で利用できる金券。もっともトイレの使用者がこのクーポン券を使用しているのを見たことがない。システムが機能しているとは思えないがドイツから欧州全土へと拡大しているからクーポン利用率も高まるか。サービスエリアではないがオランダの駅は同社のシステムを導入。トイレだけでなく田舎の小さな駅の改札も自動ゲートが普及していると感じた。

黄色いデザインのへリング:Hering社が提供するRail&fresh WCも同様のサ-ビス。駅構内の公衆トイレ向けに開発を進め現在ドイツ国内90もの駅で見ることができる。人口は三万五千人のジンスハイム。第八話はTSG1899ホッフェンハイムの本拠地プラゼロアレーナ:Rhein Neckar Arena 。


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欧州大手のソフトウェア会社を創設した資産家ディートマー·ホップ:Dietmar Hopp【1940年4月26日生】の後ろ盾を得て、八部からトップまでとんとん拍子に駆け上がった新興クラブ。2006年に知性派ラルフ·ラングニック:Ralf Rangnick【1958年6月29日生】を招き、育成部門から改革に成功したのは周知のとおり。現オーストリア代表を率いて昨年のUEFA欧州選手権でもインパクトを残した。個人的な好みではあるが上写真のラフなTシャツ一枚よりも、やはりEURO2024で着こなしていたス-ツスタイルがプロフェッサ-には似合っている。


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あの日あの時は■2019年5月11日ブンデスリーガ33節TSG1899ホッフェンハイム対ヴェルダー·ブレーメン八位と九位の対決にこの日プラゼロアレーナには三万人を超える観客が足を運んでいる。試合の結果を報じるのはドイツでお馴染みのビルト紙。スタメンフル出場した大迫勇也:Yuya Osako【1990年5月18日生】の写真が掲載されておりお買い得。