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ケルン出身のバンド Höhnerが結成されたのは1972年。同市で開催された2007年男子ハンドボール世界選手権決勝で披露した曲が『Wenn nicht jetzt, wann dann?=今でなければ、いつ?』
ライン川に架かるのはホーエンツォレルン橋。全長409メートルの鉄道橋の両脇の歩道は今や南京錠で覆い尽くされてグロテスクに。
Höhnerが’09年に発表した曲『Schenk mir Dein Herz』のプロモーションビデオをこの橋で撮影したことで南京錠をつけるカップルが急増した。総重量は2トンは超えており、ドイツ鉄道(DB)は、安全面を理由に排除するよう警告を出したが、市民からの反対の声が多く撤回している。曲が発表される前は、こんな感じで微笑ましかった。月の展覧会直後に橋を渡ったからこの時に口ずさんだ鼻歌は『月の裏で会いましょう』,
ORIGINAL LOVEが’92年に発表した名曲。
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カーバー写真のコースターはケルシュの中でもトップブランドの呼び声が高い”DOM”。ラベルには緑色の大聖堂のシルエット。ケルン滞在中は毎日欠かさず飲んでいた。その頃隣国オーストリアではOFBカップの長い戦いが始まる。センセーショナルな話題は一回戦でSKシュトゥルム·グラーツがSVカプフェンベルグ相手に3-1で二回戦進出。ブンデスリーガのクラブ同士の対戦ならば驚きもしない。勝利したのはグラーツのセカンドチームだから番狂わせ以外の何物でもない。十六歳の少年が二得点を記録しており、その才能の片鱗を披露したのがフロリアン·カインツだった。一年後にはUEFAヨーロッパリーグ予選でユヴェントスFCとの対戦を経験する。ブンデスリーガは十三試合に出場2G2A。翌年は本選で二得点を記録している。
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アヤックスも脱帽 疾走するラピドの若武者達
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エルンスト·ハッペル·シュタディオンからの衝撃映像を目にしたのは’15年7月29日。UEFAチャンピオンズリーグ予選三回戦。アヤックスはアウェーの大声援をものともせず前半を終えて2-0とリード。しかし後半開始三分、ラピドがカインツのゴールで反撃の狼煙をあげる。その後退場者を出しながら追いつきドローに持ち込む。翌週のアムステルダムではスタメン起用のルイス·シャウブがドリブルでエリア内に侵入。この日二得点目の決勝弾は見事な個人技。アヤックスまさかの予選敗退でPC画面を前に固まり小時抜け殻状態に。
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