大阪は大阪でも、セレッソ大阪は海外移籍で移籍金もしっかりと貰えるオペレーションを成功させていました。無料で獲得した選手は移籍先のクラブがその選手に対して覚悟を持って接するかどうか怪しい部分もあります。まだまだ金額的には大きな額の移籍金収入にはなっていませんが、セレッソ大阪はガンバ大阪の半分ほどの予算規模(昨年はディエゴ・フォルランを創設20周年で獲得したので別)ながら素晴らしいフロントワークを見せていると言えます。そして、香川真司・乾貴志・清武弘嗣・キム・ボギョンが見せる海外クラブでの活躍はガンバ大阪出身の選手達とは相当の差が存在します。ユース出身選手である柿谷曜一郎と南野拓実は未だ活躍に至ってはいませんが、それぞれにしっかりと移籍金は受け取っている事は日本サッカーという観点からみるフロントワークは見事だと思います。「梶野前強化部長がいれば、柿谷と南野ももっと良いタイミングで良い環境に行けたかもしれない」、という部分があるかもしれませんが・・・。
次回はその辺りを、宇佐美とバイエルン・ミュンヘンで同僚にもなったオランダ代表FWアリエン・ロッベンのキャリアと比較しながら書いて行きたいと思います。