MFとしての守備を切り取って考えた場合、「守備とはリアクションだけど、中盤での守備はアクションでできる」という考え方です。もちろん、そこにはGKや最終ラインとの連携があって、中盤の他の選手との連動性があってこそなのですが、ジュビロ磐田で体現した“N-BOX”も、当時の世界王者であったレアル・マドリーと対戦するために誕生した戦術と布陣であって、パスサッカーより先に、「相手よりも多く動いて、相手選手の判断力を鈍らせるために、どこまで連動した守備が出来るか?」を具現化したモノであったとも名波さんは回想しています。そして、こうした守備の発想や能力を身に付ける事で、「MFとしての幅や考え方が大きく変わった」と。