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ツァビストウスキは、昨季からポロニ·ワルシャワでフォルトゥナ·Iリガ(二部)へとステップアップ。今季は開幕からスタメン定着しており、九節オドラ·オポーレ戦も90分フル出場、3-0の勝利に貢献している。ところがアキレス腱を痛めてしまい11月から欠場、現在も療養中。逆に守護神のドミニクプ·セク:Dominik Pusek【1982年05月31日生】は、元ポロニ·ワルシャワ。
Iリガに昇格した2016-17シ-ズンはベンチ入り三十、スタメン出場は二十三試合。翌’17年に当時二部のレギオノヴィア·レギオノヴォでシ-ズン前半の活躍を見て年明けスレユベクが獲得。ポロ二は’13年までの五シ-ズンをエクストラクラサで戦いワルシャワ市内ではレギアに次ぐクラブ。ところが債務超過を理由にプロライセンスを失いされIVリガへと転落。そこから這い上がり現在は二部で落ち着いている。
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国境を行き交う人々の苦しさと刹那さと虚しさ
2022年4月4日、フットボーラーのオレクサンドル選手死亡の悲報に息を飲む。ベレゾフスキとは別人だったが、これまで数えきれない同名のウクライナ人が犠牲になっているにもかかわらず、未だ終戦の兆しが感じられない現状は無慈悲の極み。
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法政大学を卒業した東京ヴェルディユース出身の相馬将夏:Masaka Soma【1992年7月10日】が2015年に加入。’18年まで在籍。三年後コロナ渦冷めやらぬ中でモンゴルからIVリガのMKSイランカ・ジェピンへと加入する。本年からは古巣の東京ヴェルディのアカデミージュニアユースコーチを指導されている。
普段下X=旧ツイッターにはあまり着目しない筆者でも、目を奪われ今でも心に残っているのが、相馬選手のつぶやき。ウクライナ人の同僚が出兵を理由に帰国した〔現実〕の日常を、簡潔に伝えている。欧州の東側を旅していると戦禍を逃れてウクライナ側から国境を越えた人と出逢うのは然程珍しいことではない。しかし逆方向、戦地へと赴くために母国への国境を越える方には未だ出会ってた経験がない。戦場から五体満足に戻り、再びボールを蹴れる日がおとずれるのを心から願わずにはいられない。〖第十三話了〗
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