トルコ、スーパーリーグの強豪、ガラタサライに所属しているオランダ代表MF、ウェズレイ・スナイデルだが、もしかすると今冬にも移籍をすることになるかもしれない。
というのも、ガラタサライは現在、資金難に陥っているようなのだ。スナイデルに対して給料の遅配が起きており、未払い金額は既に100万ユーロ前後まで膨れ上がっているというのである。
現在、スナイデルの代理人及びマネジメント会社とチーム側で折衝しているようだが、FIFAの規定で3ヶ月以上の支払いの滞りが認められた場合、その選手のチームとの契約は破棄され、フリーエージェント扱いになるため、自由に他のチームと契約が出来るようになるのだ。
今夏、マンチェスター・ユナイテッドの監督に就任したルイス・ファン・ハール氏はスナイデルを獲得したかったようだが、欧州カップ戦への出場権を持たないチームへの移籍に難色を示し、その移籍を誇示してガラタサライに残留している(ガラタサライはチャンピオンズリーグへの出場権を保有している為)。
既にチャンピオンズリーグのグループリーグに出場しているため、チャンピオンズリーグ出場チームに移籍することはないかもしれないが、ヨーロッパリーグではその限りではない。
今のところ、彼に興味を示しているというチームはマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーの2チームのようだが、フリーエージェント扱いが確定すれば移籍金無しで獲得が可能となる為、多くのチームが手を上げる可能性がある。
果たして、彼はどこへ行くのであろうか?
まだまだ一戦でやれる実力を持っているだけに、今冬の移籍市場の目玉の一つとなりそうだ。