バルティックの麦酒を傘下に収めたのはデンマークの清涼飲料メーカー
◇◇◇◇◇
リガ滞在中に飲んでいたのがラチュプレシャス社が’17年に発表したサブ·ブランドのスタブラグス。崖と泉が描かれたパッケージのドルトムントピルスナーはアルコール度数5.5%。カバー写真は機内誌の広告頁。ワールドビールアワード’18で銀賞を獲得している。ダウガヴァ川の畔に、父と息子二人の自家製ビール醸造が同社の始ま2004年にEU加盟、EURO初出場以外に加え、もう一つ大きなニュースがラトビアにはあったのを覚えている。同国を代表する醸造所ラチュプレシャス社と食品企業のCidoグループがロイヤル·ユニブリュー社に買収されたのである。1895年創業のデンマークの総合飲料メーカーは’01年にまずはリトアニアのカルナピリス醸造所(1902年創業)に続きラトビアのブランドも。’05年にはデンマーク国内の地方醸造所が次々と同社に併合される。そして’21年にはエストニアのタンケル醸造所を傘下に収め創設されたのが『ロイヤル·ユニブリュー·バルティック』。ハイネケンやペプシの現地販売代理店も務める。
リガ空港の搭乗前、ビールで喉を潤そうと思おうと覗き込みその品揃えに納得したの下の写真。最上段にはハイネケン。その下には’07年にハイネケンが買収したチェコビールの王立クルショヴィツェが。三段目にあるラチュプレシャス製品を手に取ると「Paldies」と声を掛けられたから付け焼き刃の「Lūdzu」と返す。このパルディエス、咄嗟にでてこないが、「お願いします」の意味もあるルーズは滞在中は連発していた。
◇◇◇◇◇

◆◆◆◆◆
ドイツとソ連の独裁者二人が悪の密約を結ぶ。ドイツとソ連で占領したポーランドを分割し、バルト三国はソ連が奪う腹黒い計画。こうしてドイツのポーランド侵攻によって第二次世界大戦の火蓋が切られる。ソ連は1940年6月、バルト三国に侵攻すると占領を成し遂げ強制加盟させた。国策でリガへと移住させたロシア人の数はおよそ六十万人。その結果’21年の調査デ-タによると、リガ市内住民の民族別人口割合では最も多いラトビア系47.2%に対してロシア系が36.0%を占める。これは国全体の比率とほぼ一致する。昨秋訪問したブダペストで耳にしたのがマジャ-ル語のイゲンとは異なるтакの相槌。おそらくポ-ランドか、ウクライナの方。大穴でベラルーシの可能性も。ジャークユと頭を下げると笑顔。但しジェンクイェと言っても、同じ笑顔がかえってきたかも。単純に発音が下手くそ過ぎて、笑われただけのような気もする。流石にこの三国に関しては暮らしたことのない一見さんでは、顔の見分けも言語の聞き分けもつくはずがない。それに対して、「スパシ-バ」と礼を言っても氷のような無表情ロシア人との識別はつく。
◇◇◇◇◇