療養とリハビリに一年を費やした彼は2017年9月19日セルハースト·パークに帰ってきた。EFLカップ三回戦途中出場。11月のエバートン戦ではリーグ戦初のベンチ入り。ピッチに立つことはなかったが旧友ゲイェのプレーに熱い視線を送った。そのままベンチを温め続け年を越すと’18年1月、嘗ての師ガルシアを訪ねる。マルセイユへの移籍の噂も結局ロンドンの霧の中へ消えてしまった。そんな彼をナショナルチームのメンバーに指名したのはアリウ·シセ:Aliou Cissé【1976年3月24日生】監督。3月23日ウズベキスタンとの親善試合。’16年6月以来袖を通した代表のユニフォーム。スタメン出場すると七十四分間の時間が与えられ彼はピッチ上で精一杯のアピールをした。ポジションを争うライバル達もこの日だけはスアレの代表復帰を心から祝福し喜びを分かち合った。
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その後自己破産手続きをしたとフットボール以外のニュースなどで紙面を賑わせたスアレ。5月17日ロシアに乗り込む二十三人が発表されたが当然スアレの名前が読み上げられるはずはない。前述のセルティックFC戦以降出場どころか、マザーウェルベンチにスアレの姿が見つけられないままシ-ズンは幕を閉じた。それから二年が過ぎた現在三十五歳のスアレはイスミアンリーグ·サウスイースト·ディビジョン(八部)のAFCクロイドン·アスレティックに所属している。このクラブのホ-ムスタジアムはソーントン·ヒースにあるからセルハースト·パークからは徒歩圏内。3,000人収容のメイフィールド·ロード·スタジアム。
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今季のFAカップは百二十四チームが本選一回戦からしのぎを削り2026年5月16日にウェンブリー·スタジアムで開催されるファイナルを目指す。予選一回戦は、U-17ワールドカップ優勝メンバーのニャ·カービー:Nya Kirby【2000年1月31日生】のゴールでシッティングボーンFCを撃破したクロイドン。このミッドフィールダーは2017-18シ-ズンにトッテナムからクリスタル·パレス·ユ-スへと移籍、20年9月トップデビューを果たしている。。9月13日スタントには五百人に満たない観客を前に敵地でハンプトン·アンド·リッチモンド·バラFC(六部)の前に4-2で無念の敗退。この日ベンチにすらスアレの姿は見当たらなかった。
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自分で汚したら自分できれいにするのは当たり前 自分のお尻を拭けない人達
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さて明日はお待ちかねのWC抽選会。大会中日本人のゴミ拾いをアメリカ·メディアがどう報じるか。「清掃員の仕事を奪う」と真顔で批判する、おそろしく民度の低い国家国民が先進国にもある(いる)から、外国人の入国規制は真剣に考えたほうが良い。ユネスコの表彰辞退時、「性病以外貰えるものはもらっておけ。ユネスコに失礼」との意見も耳にしたが、個人的に辞退には大賛成。何故ならば元々汚したのは自分達なのだから。小学校での教育から、日本では自分が汚したものは自分できれいに戻すのは東から日が昇るほど当たり前。つまり、誉めるほうも批判するほうもおかしい。ラ-メンを食べ終わったら、丼をカウンターに戻しテ-ブルを拭く行為は、お店の為でも可愛いバイト女子店員の気をひくためにやるわけでもない。欧州ではドミトリーの激安宿て自炊をするのは毎度の事。食器が洗わず放置されていることも多く、洗って使ってまた洗う。順番が重なったら「俺が洗うから置いといて!」と然り気無く日本人であることをアピールする。洗わずに放置されている食器を見る度に清掃員の仕事を奪うと主張した国からの宿泊者と断定している。彼らはきっとトイレで用をすませた後、自分のお尻を人に拭いて貰いたいと思っているに違いない。無能な上司の尻拭いどころか嵌められたのが『半沢直樹』の第一話。最後にドイツ某市某宿での貼り紙のセンスが秀逸だったので紹介する。「Your mama isn’t here!=ここにあなたのママはいません!」〖第九十七話了〗
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⏹️写真/テキスト:横澤悦孝 ⏹️モデル:律穂(りほ)