プレミアリーグ第16節、ミッドウィークにローマで劇的なグループリーグ突破を果たしたマンチェスター・シティは、レスター・シティとアウェイで対戦した。
ハムストリングを痛めていたコンパニがようやく戦線に復帰し、ダビド・シウバもスタメンに名を連ねたシティだったが、ジェコが試合前のアップ中に負傷してしまい、ポソがスタメンとなる波乱があった。
ここ10試合、白星に見放されているレスターだったが、この試合では立ち上がりから積極的に攻めの姿勢を見せた。
だが、バーディーの単独突破などが多く、チームとしての明確な攻めの形が無かったことが幸いし、シティは何とかその得点機を防ぐことに成功する。
序盤を乗り切ると、シティにようやくエンジンがかかり始める。
32分のヤヤ・トゥーレのシュートを皮切りに、レスターゴールを脅かしていく。
遂に均衡を破ったのは40分だった。ナスリの仕掛けからランパードが左足でゴールに流し込み、シティーが先制に成功する。ランプスはこれがプレミアリーグ通算で175得点目となり、引退を表明したティエリ・アンリの記録に並ぶ歴代4位タイとなった。
1点リードで前半を折り返したマンチェスター・シティだが、レスターの反撃で再び防戦に追い込まれるも、ミルナー、ナバスの投入で逃げ切りを図ろうとする。
しかし、復帰したばかりのコンパニが再び筋肉系の負傷でデミチェリスへの交代を余儀なくされ、窮地に陥るが、何とか逃げ切りに成功、5連勝となり、チェルシーに勝ち点3差のまま試合を終えることとなった。
チームは勝ったものの、コンパニが再びハムストリングを痛めていた場合、復帰はまた1ヶ月は先のこととなるだろう。過密日程の12月、1月に彼の離脱は非常に痛いものとなる。2月のCLまでに復帰できるかどうか、ベスト8進出に彼の力は不可欠なだけに、早い復帰が望まれる。