イタリア、セリエAの古豪、インテルは、来季の補強の目玉として、マンチェスター・シティ所属のコートジボワール代表MF、ヤヤ・トゥーレの獲得を狙っているようだ。
移籍金として4360万ポンド(約77億円)を用意し、既にインテルのピエロ・アウリシオSDが代理人と接触しているという報道もあり、本気で獲得を狙っているようだ。
彼の獲得はマンチーニ監督直々のオファーであると言われており、4年契約を用意しているということだ。
ただ、ヨヴェティッチとの話し合いも継続している為に、インテル側としては買取オプション付でのローン契約を望んでいるようだが、シティ側に旨味がまったくない為、シティ側は売却を望んでいるようだ。
問題は、既にフィナンシャル・フェアプレーに抵触して制裁の可能性がある以上、ヤヤ・トゥーレの獲得を強行できるかどうかにあると思われる。
その場合、少なくとも4人から5人の選手を売却せざるを得なくなると思われるだけに、インテル側は厳しい判断を強いられることになりそうだ。
シティ側としても、後釜候補が居ない以上、出来ればあと一年は居て欲しいと思っている節があるだけに、生半な条件では首を縦に振ることは無さそうだ。
31歳の選手に4000万ポンド以上を費やすのが果たして正しいのかどうか。
運動量で勝負するタイプではなく、サッカー脳と動きの質で勝負するタイプの選手であるだけに、活躍できる時間はまだあるだろう。
若手の生きた手本として、マンチーニの元でもう一花咲かせるのか否か。
来シーズンのインテルの命運を左右しそうな移籍になりそうなだけに、大注目となるだろう。