パリ・サンジェルマン所属のウルグアイ代表FW、エディンソン・カバーニは自身の力を再び示すべく、パリの地を脱しようとしている。
ナポリからパリの地へと移ってきた彼は、既に充分評価に値する活躍を見せているものの、チームの絶対的エースであるスウェーデンの英雄、ズラタン・イブラヒモビッチの牙城を崩せるほどとは言いがたく、インパクトに欠けるのは確かである。
また、彼自身もイブラヒモビッチのサポートに徹しなければならない状況に不満を抱いていると言われている。
そんな彼に対し、得点力の低下に悩まされているアーセナルが、カバーニの獲得に遂に本気で乗り出しているようだ。
既にドイツ代表FWのルーカス・ポドルスキーをインテルへローン移籍で放出しており、前線の駒の補強が必要なガナーズは、彼の獲得に5000万ポンド(約93億円)を移籍金として用意しており、カバーニサイドもパリ・サンジェルマン側に自身の違約金を下げるよう要請しているようだ。
リーグ戦では既に首位を走るチェルシーとマンチェスター・シティに勝ち点差を13と大きくつけられ、永遠のライバルであるスパーズについに順位を入れ替えられるなど不振を極めているガナーズだが、レアルで出番を失っているサミ・ケディラをも獲得することが噂されており、一月の冬の移籍市場での大補強を上位進出への着火材とすることは出来るのだろうか?
だが、カバーニに5000万ポンドを費やすのであれば、ライバルであるセインツのシュナイデルランの強奪や噂になっているシャルケの主将のベネディクト・ヘヴェデスの獲得に費やしたほうがよりチームには益が多いと思うのだが……。