7〗 Estádio 1º de Maio / ブラガ

エリア外から左脚でのシュートは、キーバーの手を弾いてネットを揺らした。当時18歳の若者は前月に開催されたUEFA U-19欧州予選でも三試合出場2アシストを記録している。本大会でも八試合5ゴールでこの年代の欧州最強の称号へとチームを導いた。

ポルトガル人の大型移籍 仕掛け人は聞くまでもなく

◇◇◇◇

2020年夏にブラガからバルセロナに3100万ユーロの移籍金で獲得したニュースが日本でも報じられると筆者も驚く。ポルトガル人選手の代理人といえば あのジョルジュ·メンデス:Jorge MENDES【1966年1月7日生】氏。その額ではない。バルサの公式HPをはじめ日本のメディアが彼の名前をトリンカオンと表記していたこと。なるほどブラジルの選手であればトリンカオとなるが、ポルトガルのポルトガル語でãoはオの後に鼻に抜けるンが入る。


◆◆◆◆◆

対するヴィットーリアで印象に残ったのは、独特の髪型も含め右サイドバックのファライ·サッコ:Falaye Sacko【1995年5月1日生】。駆け上がるスピード、上下動の豊富な運動量と高い身体能力が武器。トゥリンカォンに自軍左サイドを破られたものの、右側にの門番は堅い。
前年既にマリA代表デビューしており、前月(’18年5月)リエージュでハリル·ジャパンとも対戦しており、トップチームに定着するのも時間の問題と思っていたが、翌々週のモレイレンセ戦から帯同。王者FCポルトとのホーム最終戦までの三試合、連続フル出場を果たしている。
18-19シーズンはレギュラーに定着。翌シーズンはUEFAヨーロッパリーグのスタンダールリエージュ、フランクフルトを経験。’22年からはリーグアンのモンペリエに移籍した。


◆◆◆◆◆

 現地紙面にて 七年前の面影残る髭ずらとの再会

◇◇◇◇

一昨日=2月11日のrecord紙面。当日に決勝トーナメントプレーオフ第1戦でスポルティングCPはドルトムントをホームに迎える。見出しは [TRINCÃO METE GYÖKERES NA MONTRA]とあるからトゥリンカォンが同僚のヴィクトル·ギェケレシュ:Viktor Einar Gyökeres【1998年6月4日生】についてコメントをしていると思われる。23年夏にコベントリーからスポルティングに移籍したギェケレシュ。ドルトムントといえばこの年十月にドイツビルト紙が[BVB beobachtet 20-Millionen-Stürmer]と報じており興味を示し獲得に動くのではと噂されたストライカー。試合は0-3でスポルティング完敗。日本代表·守田英正:Hidemasa Morita【1995年5月10日生】はコンディションを理由にギェケレシュ同様途中出場に。