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17 01, 2019

ぷら~り 欧州蹴球場百景【79】BSFZアレーナ / マリア・エンツェルスドルフ

By | 2019-01-17T01:04:54+00:00 1月 17th, 2019|Categories: Soccerlture League, コラム, ひゃくぷら, 未分類|0 Comments

開催中のアジア杯。日本代表の9番を背負う南野拓実が24歳の誕生日を迎えた。欧州に渡ってから既に四年年の歳月が流れた。2018年11月11日、ウィーン·ゼネラリ·アレーナでのアウストリア·ウィーン対レッドブルザルツブルグ(RBZ)の試合は前半の天王山となるはずだった。ところが今季のアウストリアは中位に甘んじる不振。この試合も首位の赤牛が敵地で完勝。途中出場ながらロスタイムにゴールを決めた南野の名前が紙面から確認できる。 ◆◆◆◆◆ そして写真で短髪の背番号14クリストフ・モンシャインが何やら興奮している様子。この試合アウストリアは4-3-3の布陣。右ウィングにはマクシミリアン·サックス。1トップのモンシャインの後ろにトーマス·エブナーが出場していた。 同日ラピドは、敵地でウォルフスバーガーに敗れる。スコアは3-1、トップ下のクリストフ・クナスミュルナーも残り8分でベンチに退いた。現在5位のアウストリアはまだマシ、ラピドは8位に低迷している。 ◆◆◆◆◆ 結果今季のオーストリア・ブンデスリーガは、資金力で他を圧倒するレッドブル・ザルツブルグが独走する味気ないものになってしまった。 それでも近年オーストリアの一部レベルは安定した水準が保たれている。理由として2004年から採用した同国オリジナルのテレビ放映権収益分配システムの効果が大きい。ベンチに入る外国人選手は6人以下に抑え、22歳以下のオーストリア人を多く入れると分配金が増える仕組み。 ◆◆◆◆◆ 第79景はFCアドミラ・ヴァッカー・メードリングの本拠地BSFZアレーナ。 ウィーンから南方向へ約10キロメートル行くとマリア・エンツェルスドルフ駅。スタジアムまではホームで撮影した写真に照明塔が写る程の距離。 ◆◆◆◆◆ アドミラにはウィーンの2大クラブから契約できず行き場を失った若手や出場機会に恵まれないプレーヤーが移籍してくる。そんな事情を知っていると興味深いカード。2017年4月5日、カップ戦の準々決勝は、スタンドの9割が空席(5万人規模のエルンスト・ヘッペルに5千人)でもファインダーをのぞき込むと胸は高鳴る。 ◆◆◆◆◆ ASKエブライヒスドルフからアドミラへ2015-16シーズンに移籍した無名のストライカーは14節からの四試合連続得点で不動のスタメンに定着。試合前のアップからも気合が伝わってくる。 ◆◆◆◆◆ クリストフ・クナスミュルナーはアウストリアの下部組織で育ち2008年の夏バイエルンミュンヘンのU17に移籍した。(欧州内での国外移籍が解禁は16歳)。2011-11シーズンはインテルのプリマヴェーラ、再びドイツに戻り、インゴルシュタットから2014年に母国のアドミラへ。期待が大きかっただけに寂しい凱旋となった。 ◆◆◆◆◆ しかしこの日は切れ味抜群。正直この日のプレーだけを見れば四大リーグでも通用するだろうし、代表入りしてもおかしくないのではと感じた。すると半年後 アラバ、ハルニク、サビッツァの体調不良が重なり、本当にマルセル・コラー代表監督からお声が掛かった。《前頁写真右端8番がクナスミュルナー》

2 01, 2019

ぷら~り 欧州蹴球場百景【76】ダクナム・スタディオン / ロケレン

By | 2019-01-10T14:07:35+00:00 1月 2nd, 2019|Categories: Soccerlture League, コラム, 未分類|0 Comments

年が明けた。暮れから久しく自宅に帰っていないが、PCに齧りついているので入稿は捗る。 クリスマス目前、欧州各国リーグがウィンターブレークに突入するなか、年末ぎりぎりまで試合を開催していたベルギーも、正月休みを経て1月第三週から再開する。 ◆◆◆◆◆◆ 平日開催の12月26日、ヤン・ブレイデル・スタディオン【46景】でセークル・ブルージュとオイペンが対戦。植田直通と豊川雄太は共に、スタメン出場。試合はオイペンが0-1勝利。一方ヴァースライズアレナ【33景】では、シントトロイデンの冨安健洋、遠藤航、鎌田大地が揃い踏み。 両スタジアムの距離は、A10号線道路で23キロ。これは味の素スタジアムから日産スタジアムまでと同距離。シントトロイデンのオーナー企業となった株式会社DMM.comは当初ロケレンと交渉したが合意に達せず。そのロケレンはDMMも胸を撫なで下ろす絶不調。順位表の一番下にようやくその名を見つける。 ◆◆◆◆◆◆ 第76景はKSCロケレンの本拠地ダクナム・スタディオン。本来ならばジュピラープロでは5強に次ぐセカンドグループの一角。この写真を撮影した2014-15シーズンはヨーロッパリーグ本戦に出場していた。欧州蹴球文化探訪 ベルギーの光と闇 第四話 遺志を受け継ぐ世代に書いたがあまり覚えていない。 正式名称はKSCロケレン・オースト=フランデレンなのだが、エンブレムに記されたとおり、スポルティング・ロケレンの名前が浸透している。 ◆◆◆◆◆◆ この街のシンボルは聖ローレンティウス教会。地元のビールはLokereire。ラベルはKSCと同じく黒と黄を用いたデザイン。 さて欧州ビール王決定戦。ベルギー代表銘柄の選出が一番難しい。この写真はウェステルローの店のカウンター。グラスにはジュピラーのロゴ。何を頼んだかは忘れたがジュピラーではなかったはず。連れはステラ アルトワを頼んだ。フラームス=ブラバント州の州都に本社を置くビール業界の元締的大企業AB Inbev社の主力商品。 ◆◆◆◆◆◆ 「スタジアムで飲んだら美味いビール」がお題目だから、ジュピラーやステラなど軽いピルスナーにするべき。実際ベルギーでも消費されているビールの7割以上はごくごく飲めるピルスナー。 右端にはデュベルのロゴも写っている。ベルジャン・スロトングエールではこのデュベルやシメイ・ブルーは国内スーパーでもよく見かける。

15 12, 2018

UEFAネーションズ・リーグ撮影記/ファインダーから見える近未来の世界勢力図(3)

By | 2018-12-18T09:19:03+00:00 12月 15th, 2018|Categories: Soccerlture League, コラム, ひゃくぷら, 未分類|0 Comments

ぷら~り 欧州蹴球場百景【72】ロフタス・ロード・スタジアム / ロンドン 来春開催されるUEFAネーションズリーグ準決勝と決勝。FIFAワールドカップロシア大会の実績が額面通りなら、本命は唯一ベスト4入りしたイングランド代表になるのか。 ◆◆◆◆◆ 昨年グラスゴーにて、ハリー・ケインの劇的な同点ゴールに絶叫して以来、今のスリーライオンズも気に入ってはいるのだがオランイェ贔屓は死ぬまで変わらないので、優勝予想はオランダ。 ◆◆◆◆◆ 東京から9000キロ離れたプラハ。UEFAネーションズリーグ・グループステージ最終節のエデン・アリーナ 国家斉唱から互いに健闘を称え握手。そして両主将によるコイントス。チェコ代表はブルーの腕章をつけたボジェク・ドチカル。 ◆◆◆◆◆ スラヴィアのユース出身ながら2013年から在籍したスパルタ時代、UEFAヨーロッパリーグでの活躍が印象に残る。2015-16シーズンはラツィオを破ってのベスト8入り。キャプテン・マークをつけた9番は敵地オリンピコで開始10分先制ゴールを決めた。翌シーズンのGSではサウサンプトンの吉田とも顔をあわせた。爆買い中国河南建業から現在は、メジャーリーグサッカー(MLS)フィラデルフィア・ユニオンにレンタルされている。 ◆◆◆◆◆ 2日前のウクライナ撃破の立役者、背番号10番の右ウィング、アルベルト・ルスナークは、先制点と3点目、4点目のアシストを記録。 ◆◆◆◆◆ しかしこの日は沈黙したまま1点ビハインドの後半7分と、早い時間帯でベンチに退いた。1994年生まれの彼は2008年、マンチェスター・シティが触手を伸ばし将来を嘱望されたスロバキアの星。 ◆◆◆◆◆ 2013年シティのU21からトップに昇格後、バーミンガムなどに貸し出されるが2015年にフローニンヘンに完全移籍。欧州デビューは2016-17シーズンのUEFAヨーロッパリーグ。マルセイユ、ブラガ戦などGS6試合にスタメン出場。現在24歳はレアル・ソルトレイクシティに所属している。 ◆◆◆◆◆ カカに始まりビジャ、ランパードにジェラード、ピルロ、シュヴァインシュタイガー、イブラヒモビッチ、そしてルーニーと30歳を超える超大物の移籍報道活字を目にする度、勝手に「年金リーグ」と決めつけていたが今春パソス・デ・フェレイラで注目したアンドレ・オルタ(当時ブラガ所属)の移籍を知り疑念が生じる。【70景参照】 ◆◆◆◆◆ 2009年ニュージャージー、ジャイアンツスタジアムを訪問。隣接する建設途中のスタジアムを目の当たりにした時から、1996年に開幕したMLSのインフラ整備が着々と進んていることは知っていた。【52景参照】 ◆◆◆◆◆ 現在観客動員数では室内競技のNBAやNHLを抜いて、人気スポーツのアンケートでは野球を上回る勢い。ハード面を整えてからソフト面=プレーヤーに着手した成果が結びつつある。 第72景はクイーンズパークレンジャース(QPR)の本拠地ロフタス・ロード。ロンドン地下鉄セントラル線のホワイト・シティ駅からおよそ10分。 ◆◆◆◆◆ 2010-11シーズンのチャンピオンシップ優勝で96年以来のプレミア復帰。世界最高峰の舞台で戦う為の戦力補強。当時マンチェスター・シティに在籍、サンダーランドに貸し出されていたネダム・オヌオハを獲得した。ナイジェリア出身の元イングランドU21代表は昇格と降格を繰り返し、近年3シーズンはチャンピオンシップ=2部に落ち着いてしまってもチームを離れることなく、OPRで200試合以上出場している。 ◆◆◆◆◆ 32歳の年齢を理由に契約を切られた彼が向かった新天地MLS。同じ時期に鷲の上に無意味な星が並ぶエンブレムを胸につけたルスナークとオヌオハ。二人が同じピッチに立ったのは9月20日スポルティング・カンザスシティ戦。※ルスナークはU21=セカンドチームでのみプレー、プレミアに出場経験はない。 ◆◆◆◆◆ 相対するカンザスシティ4-3-3のフォーメーション、10月ハンガリー代表に招集されギリシャ戦途中出場した元リヴァプールのネーメト・クリスティアーン(1989年生まれ)がスタメン。78分には、ダニエル・サロイ(1996年生まれ)と二人のハンガリー代表フォワードが出場している。MLSのカンファレンス決勝開催日が11月25日。ゾルターン・シュティーベル(1988年生まれ)もDCユナイテッドに所属するが米国組の姿がスタメンどころかグルパマ・アリーナのベンチにさえ見当たらなかったのはMLSプレーオフの日程の影響か。 ◆◆◆◆◆ サッカー版メジャーリーガーでは東欧勢よりも北欧勢がネーションズリーグで輝いた。最終戦キプロスから3ゴールを奪いノルウェー代表をB昇格に導いたエース オラ・カマラ(1989年生まれ)はロサンゼルス・ギャラクシーでズラタン・イブラヒモビッチと破壊力抜群の北欧ツートップを組む。 シアトル・サウンダースには、Aリーグ昇格したスウェーデン代表の中盤グスタフ・スヴェンソン(1987年生まれ)。ズラタンやスヴェンソン以外にも米国へ渡ったスウェーデン人は意外に多い。  ◆◆◆◆◆ 9月初戦のホーム、ハンガリー戦1-0勝利したフィンランド代表の11番。得点をアシストしたのはラスムス・シュレル(1991年生まれ)。ロビン・ロド、田中亜土夢とヘルシンキで中盤を構成したミッドフィルダーはミネソタ・ユナイテッドでプレーしている。《上写真左端マイク・ハーフナーの隣28番がシュレル。》 ◆◆◆◆◆ 前頁写真は昨春のロンドン西部グリフィン・パーク。外国人偏重のプレミアリーグが英国人選手から実戦の場を奪い、成長を妨げ代表を弱体化させたなどと馬鹿げた論調をよく耳にする。昨シーズン、チャンピオンシップは、スペインのリーガを上回る観客数を叩き出した。ロフタス・ロードにしても1万8000人程度のキャパシティでプレミア時代(2014-15シーズン)の1万7000人に及ばずとも、過去3シーズン平均は1万4000人を軽く超えている。 ◆◆◆◆◆ 別格のプレミアを切り離して考えるべきで、英国にはオランダやロシアよりも恵まれた環境=国内リーグがある。 プレーする場所を外国人に奪われてもイングランドの選手は他国でのプレーを嫌がるのが代表低迷の要因と囁かれた時期もある。確かに母国語以外を習得しない傾向は否めなくもないが、ここから本題。 ◆◆◆◆◆ 西・独・仏に限らず欧州ではほぼ見掛けることのないイングリッシュフットボーラー。彼らが最もプレーしている異国のリーグがMLSであることに間違いはなく、今後更に増えるだろう。今や投資家のベッカムに始まり前述のランパード、ジェラード、ルーニーと大物だけでなく、チャンピオンシップレベルのクラブと契約できなかった選手が米国に流れ易い。 一方MLSから本場欧州へと旅立つ選手達。バイエルンがカナダ代表の超新星アルフォンソ・デイビスを獲得すればトッテナムやニューカッスルがパラグアイのミゲル・アルミロンに興味を示す。昨夏QPRのセカンドチームには米国からDFジャイルズ・フィリプス(1997年生まれ)が加入した。MLSのレベルが上がりプレミアでプレーする米国人も増えるだろうから、ベクトルは一方向ではない。 ◆◆◆◆◆ さて前回述べたとおり、ようやく開国したJリーグではあるが、協会はいつまでも反日感情の強い近隣国やミミズがはったようなアラビア文字を駆使する中東諸国と歩調をあわせようとして足踏みをしている場合ではない。UEFAネーションズリーグを起ち上げ独自の強化を進めようとする欧州。対抗する勢力の台頭が望まれる今リーダーシップを発揮できるのは日米の経済大国に他ならない。 そして両国のパートナーシップに真っ先に反応するのは、国内移籍禁止の悪法を改正し発展が予想される豪州と睨んでいる。 代表強化のためにオセアニアに見切りをつけ、アジアの枠に参入する荒業も辞さない同国の協会は間違いなく動く。政治腐敗のブラジルや、ペソが急落するなど経済危機を繰り返すアルゼンチンを筆頭とする南米は、今となっては選手の産出国でしかない。 ◆◆◆◆◆ 2026年のワールドカップ北米開催に向け、代表強化を企むアメリカと、日本、豪州が手を組みUEFAネーションズリーグに対抗するパン・パシフィックリーグ構想が誕生すれば未来の勢力図は大きく変わる。 外交下手な日本人でも英語圏の国であれば言葉の壁も低い。欧州一極化に歯止めを聞かせたいFIFAにとっても悪い話ではない。 ◆◆◆◆◆ かつてMLS国際部在籍時の中村武彦氏が実現させたパンパシフィックチャンピオンシップ(PPC)。中村氏が大学時代に発案したPPCは秀逸なアイディアではあったが、大会を米国企業に買い取られ消滅する。ハワイ開催にこだわる中村氏はパシフィックリムカップを本年開催、MLSとJリーグの交流も復活した。 そのパシフィックリムカップに参加したMLSのバンクーバーホワイトキャップスFC。彼らのホームタウンから東京まではおよそ7500キロ。これは東京~シドニー間とほぼ同距離である。サンフランシスコで8200キロ、ロサンゼルスまで南下しても9000キロは超えない。 ◆◆◆◆◆ しかしドーハでサンフランシスコとほぼ同距離。ヨルダンやサウジアラビアのジェッダは9000キロを超え、欧州よりも更に遠いのだから、アジアで一括りにされている事自体が馬鹿げている。 [...]

5 12, 2018

UEFAネーションズ・リーグ撮影記/ファインダーから見える近未来の世界勢力図(1)

By | 2018-12-10T02:42:46+00:00 12月 5th, 2018|Categories: Soccerlture League, コラム, ひゃくぷら, 未分類|0 Comments

ぷら~り 欧州蹴球場百景【6】シュタディオン・アントナ・マラティンスケーホ / トルナヴァ 其の二 一昨日UEFAネーションズリーグの準決勝カードが決定した。UEFAが新設したこのコンペティションを追って連日国境を越える旅。 ◆◆◆◆◆◆ はじめに訪れたのはおよそ1年振りとなるウィーンのエルンスト・ヘッペル。昨年ヨーロッパリーグGS最終節。(※第54景にて掲載)。ベスト16を決め興奮を抑えられないアテネ・サポーターはお行儀が良いとはいえなかった。 ◆◆◆◆◆◆ しかし紙面が事前に2万人と報じたボスニア・ヘルツェゴビナ(BH)サポーターの狂乱ぶりはその比ではない。 イビチャ・オシムの尽力で異なる三民族の協会が統一され2014年ブラジル大会への出場が叶ったこの国は、未だ内戦の傷が癒えない。戦火を逃れる為、故郷を離れる決断を下した人も少なくはないのだろう、彼らにとっても代表チームは、平和と復興のシンボルでありその人気は凄まじい。スモークを用いた映画の戦場シーンを想起させる程、スタジアムが白く烟る中ボールを追う選手たち。 ◆◆◆◆◆◆ 試合も黒星回避ならば予選突破(今大会は昇格)のアウェーチームがスコアレスドローでミッションをクリア。前年と全く同じ展開となった。 来季Aリーグに以下の12ヵ国が名を連ねる。 オランダ、フランス、スイス、ベルギー、ポルトガル、イタリア、イングランド、スペイン、ウクライナ、スウェーデン、デンマークそしてボスニア・ヘルツェゴビナ。 ◆◆◆◆◆◆ 格付けの上で、強豪ドイツやW杯ロシア大会銀メダルのクロアチアを見下せるのだからボスニア国民の鼻も高くなる。 現在のBH代表は、クロアチアの英雄ロベルト・プロシネツキが、最終ラインのズカノビッチ、中盤の司令塔ピアニッチ、大黒柱のエースストライカー、エディン・ジェコとセリエAで活躍する実力者を各列の要に配置した布陣。 ◆◆◆◆◆◆ この日得点こそ無かったとはいえ中盤にジェコが下がることで、ホルダーが出し所に詰っても彼の頭を経由すればボールは繋がる。後半、ふくらはぎの腓腹筋を伸ばすシーンも見られたが「オフザボールの動き」の質と量での貢献も見逃せない。 ◆◆◆◆◆◆

17 11, 2018

ぷら~り 欧州蹴球場百景【70】エスタディオ・ムニシパル・デ・ブラガ

By | 2018-12-27T10:19:55+00:00 11月 17th, 2018|Categories: Soccerlture League, コラム, ひゃくぷら, 未分類|0 Comments

かつてイベリア半島最北西部で隆盛を誇った王国ガリシア。現在のスペイン・ガリシア州に加え、カスティーリャ・イ・レオン州にアストゥリアス州を包括。更にスペイン北部、具体的にはとブラガやポルトより更に南、コインブラも含まれていた。 語学に疎い筆者でもフランス語、イタリア語 ポルトガル語、スペイン語カタルーニャ語、ガリシア語の源流がラテン語であることは理解できる。 ◆◆◆◆◆ 現在のスペイン領とポルトガル領を隔てる分岐点となったのは、ポルトゥカーレ伯領が、レオン王国から独立した1192年。ここから独自の文化・言語が発展し、現在スペイン北部で使われるガリシア語とポルトガル語が用いられている。 一枚目の写真はバルセロナで撮影した。スペイン北部の銘柄『エストレージャ・ガリシアEstrella Galicia』を、同国最南東に位置するバルセロナで味わっている不思議な感覚。 1906年ア・コーニャで創業。イホス・デ・リベラ社では貴重な軟水を使い、100年前から伝わる製法で高品質を保っている。 ◆◆◆◆◆ 久留実さんに「樽生」を試してもらった。苦味に諄さはなく、ホップの香りと風味は結構効いているのだが、クリーミーな泡と「生」ならではのまろやかさ。満足満悦の久留実さんは何故か大笑い。 ◆◆◆◆◆ 現在ガリシア州のフットボールクラブでます頭に浮かぶのは、今季クラブ創立95周年を迎えたセルタ・デ・ビーゴ。ユニフォームの胸には2016年から、グラスと同じEstrella Galiciaのロゴが刷られている。デポルティーボの胸ロゴも10年以上この麦酒銘柄とあっては文句なしSoccerlture Lueageベスト32進出。 しかし考えてみれば自分はガルシア州に足を踏み入れたことがない。 ◆◆◆◆◆ 従って第70景は、いにしえのガリシア王国に属したブラガにあるエスタディオ・ムニシパル・デ・ブラガ。第35景でリザーブチームの試合を紹介しているが、こちらはトップチームの本拠地。 ◆◆◆◆◆ 欧州に数あるスタジアムの中で最も行きたかった理由はこの異端の形貌。地元ではPedreiraと呼ばれているのは笑える。実際に荒々しい崖を目の前にすると「何でこんな所に?」と見上げ、首を傾げる。

13 11, 2018

ぷら~り 欧州蹴球場百景【69】 ヴェリタス・スタディオン / トゥルク

By | 2018-12-22T02:40:23+00:00 11月 13th, 2018|Categories: Soccerlture League, コラム, ひゃくぷら, 未分類|0 Comments

ロシア大会予選敗退の屈辱を味わったオランダが、同大会で韓国に0-2と赤っ恥をかかされたドイツを破ったUEFAネーションズリーグ。そこそこ盛り上がっているのか。今月でグループステージを終了、取り敢えずグループBの二試合スロバキア対ウクライナ(※既にウクライナがA昇格決定)オーストリア対ボスニア・ヘルツェゴビナを撮影する。 ◆◆◆◆◆ オーストリアは直接対決と最終戦の北アイルランド戦に連勝すれば逆転昇格もあり得る。そしてグループCの最終戦ハンガリー対フィンランド、このグループ過去の実績から本命はギリシャと思われたが、次の試合の勝者がグループBに昇格するのか? 過去にワールドカップにもユーロにも本選出場未経験のフィンランド代表にとってグループB昇格は快挙に値する。 ◆◆◆◆◆ UEFAにならってこのサイトでも新リーグを起ち上げる。Soccerlture Lueagでも欧州一を決める企画。その名も『スタジアムで飲んだら一番美味いビール決定戦・欧州編。 ・・・アジア編とかアフリカ編はやらないし、できない。歴史とクォリティが比較にならない。 ◆◆◆◆◆ この媒体に連載して三年、このシリーズは訪問した蹴球場、観戦撮影した試合の数は100は越えただろうとスタートした。度々欧州で喉を潤したビールの銘柄は掲載しているが、実際その数は100どころではない。上は《第17景》ブルノ滞在時に飲んだスタロブルノ。マッチデープログラムと並べなくても都市名が入っているので解りやすい。下は《41景》インテル・ザプレシチ戦を取材する前日のカルロヴァチコ。《第54景》アテネで紹介したがクロアチアの銘柄。 ◆◆◆◆◆ コンペティションの予選は既に自分の中で終了しているので、ここからはチャンピオンズリーグ(CL)本選と同数の32銘柄からNo.1を決める熾烈な争いが幕を開ける(?)。自分一人で利き酒をしても楽しくも何ともないので、ビール通の美人秘書として前回からする久留実さんを投入。 ◆◆◆◆◆◆ 第69景はフィンランドかつての首都トゥルクのヴェリタス・スタディオン。スタジアムの収容数は1万人弱。ホームスタジアムとして使用するFCインテル・トゥルクは1990年創設と歴史こそ浅いが2008年には国内制覇(リーグカップと二冠)、同国を代表する強豪HJKヘルシンキのライバル的存在。 ◆◆◆◆◆◆ 事実昨季のフィンランドカップ決勝戦。敵地テリア5Gアリーナ【景】での戴冠。スコアボードに日本語での来場御礼は、田中亜土夢、マイクハーフナー在籍時に撮影したもの。 ◆◆◆◆◆◆ カップウィナーの称号を得たインテルの名前は今季のヨーロッパリーグ予選に見当たらない。ラハス、クオピオ、イルヴェス(タンペレ)は1回戦、HJKも2回戦で姿を消した。インテルは、2019-20シーズンの予選にエントリーする。

7 11, 2018

ぷら~り 欧州蹴球場百景【68】スタッド・マルセル・ピコー / ナンシー

By | 2018-11-07T03:28:47+00:00 11月 7th, 2018|Categories: Soccerlture League, コラム, ひゃくぷら, 未分類|0 Comments

写真ではKの文字が隠れているKœnigsbierは、以前日本にも進出したフランスの大手スーパー「カルフール」で販売しているドイツビール『カールスブロウ』。 ◆◆◆◆◆ 金と黒のDIAもポルトガルやフランスでも見掛けるスペインビール。パリで飲んだのはサンドニでの試合翌日。 mauvaise blague=悪い冗談と報じたフランス語紙面で思い出した。甘過ぎて自分の味覚にあわない。悪い冗談のような味だった。 ◆◆◆◆◆ オランダのアムステルもフランス国内でよく目にする銘柄。流通している商品はシルティカイムのハイネケンの醸造所と、マルセイユでも醸造されている。アルコール度数11.6%のMAXIMATOR。正直ビールだけはアルコールが多すぎると味が落ちるのでお勧めできない。 ビールのイメージは薄いフランスも、実際には海を隔てた英国は別にして、独伊西にベルギー・スイスと隣国から国境を越えて多様な製品が流れてくる。 フランスで圧倒的人気を誇るクローネンブルグの白ビール『ブラン』。柑橘系の爽やかな香りは女性に好まれそう。2003年に日本ビール(本社・東京目黒区)が正規代理店となり、国内でも知られるように。ラベルが示すとおり、1664年アルザスのストラスブールで誕生した。 シルティカイムとストラスブールは南北に隣接しておりワインで知られるアルザスは、同国ビール産業の中核を担う。ドイツとの国境沿いならば当然か。 ◆◆◆◆◆ アルザスとその西隣、ロレーヌ公国は、神聖ローマ帝国、オーストリア=ハプスブルク帝国に属し、1766年フランスに合併されるまで繁栄した。アルザスとロレーヌ、欧州南北を結ぶ商業ルートの“要“となるこの地域をめぐり独仏両国の争奪戦が繰り返された。 ロレーヌ公国の首都はナンシー。高級家具師のルイ・マジョレルやガラス工芸のエミール・ガレなど多くのデザイナーを輩出したアートの街。 第68景はASナンシー=ロレーヌが本拠地とするスタッド・マルセル=ピコー。 コンコルド橋を渡りムルト川を越えて、交差するジャン・ジョレス通りを左折して進めば、手前の消防署にそびえる螺旋階段らしき不思議な塔とスタジアムの照明塔が見てくる。 ◆◆◆◆◆ このクラブ名、日本ではASナンシーと略して表示されるが、スタンドを眺めても判る通りこのいにしえの香り漂うロレーヌが重要なので、ここでは現地にあわせASNLと表記する。 2009-10シーズンまで10年間を振り返ると一部と二部が半々。最近は二部暮らしが長いか。 2005-06シーズンは昇格後1年目にしてリーグカップ決勝進出。そしてタイトル獲得。ニ-スと交換したペナント、その日限定のマフラーは栄光の証。

25 10, 2018

ぷら~り 欧州蹴球場百景【65】スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ/ミラノ(其の壱)

By | 2018-10-26T01:21:41+00:00 10月 25th, 2018|Categories: Soccerlture League, ひゃくぷら, 未分類|0 Comments

接戦を制したミラノデルビーから中二日を挟んでカンプノウに乗り込んだインテル。さすがにバルサが相手では荷が重かったか。 ◆◆◆◆◆◆ あづ紗さんの後ろにはバルサ在籍時ネイマールが来日した際に訪れて、話題となったGAGAミラノの原宿直営店。今年からインテルとのコラボモデルを発表した同社。 ◆◆◆◆◆◆ 第65景はインテル、そしてミランの本拠地ジュゼッペン・メアツァ通称サンシーロ。最後に訪問したのは2016年、高校一年生の夏休み、渋る長男の首に縄とプレス証をつけ、イタリアに同行させた時。次回は年明けに訪問するつもり。 過去に地下鉄を利用していたが、この時はトラムに乗車してスタジアムの目の前で降り、その車中撮影した写真を掲載する。まずはインテル7年ぶりのチャンピオンズリーグ出場を祝してこの写真から。 ◆◆◆◆◆◆ 2016年春には欧州最高峰を決める舞台に選ばれると、74年、2014年に続き三度目の挑戦となるアトレティコをPK戦の末退け、レアル王朝の幕が上がった。 この結果を地元ミラノ市民は結構喜んでいたらしい。ミラノ市が二つの欧州王者クラブを抱える唯一の都市であることは、赤黒、青黒両サポーター共に誇りとするからか。 ◆◆◆◆◆◆ 以前ガゼッタ・デロ・スポルト紙面に欧州地図が掲載されていた。レアルが3連覇を達成し計13個目のビッグイヤーをマドリッドに今春持ち帰ったが、2014―15シーズンまでは、ミランが7個、インテル3個獲得なので 両都市が同数を保持していた。 更に準優勝を含めると、ミランが11回、インテルは5回のファイナル進出。対してアトレティコが3回、レアルが16回と2014-15シーズンまではミラノが上回っていたのだが、ミラノの凋落、欧州の覇権がマドリッドへ移ったことを象徴している。 実はこのファイナル進出回数。国別の比較になればトリノに偉大なシルバーコレクターが存在するイタリアに軍配が上がるのだが、UEFAカントリーランキングやUEFAクラブランキングとは別に、大昔からの記録を穿り返すのが欧州のメディアは大好き。 ちなみにユヴェントスの準優勝7回以外にも、ローマ、フィオレンティーナ、サンプドリアは過去にファイナルのピッチを踏んでおり、二大都市が突出しているスペインとの違いが浮き彫りになる。 ◆◆◆◆◆◆ ミラノの中心街カステッロ広場。スフォルツェスコ城とジュゼッペ ・ ガリバルディの像を横目にトラムは進む。

18 10, 2018

ぷら~り 欧州蹴球場百景【63】エスタディオ・ダ・マタ・レアル / パソス・デ・フェレイラ

By | 2018-10-19T03:05:18+00:00 10月 18th, 2018|Categories: Soccerlture League, コラム, ひゃくぷら, 未分類|0 Comments

東京暮らしの長い自分が、欧州独り旅の醍醐味を一言で表すならば、不便を堪能することにある。ならば途上国と言われてもフットボールが目的なので欧州以外に興味はない。 パソス・デ・(PD)フェレイラで金曜のナイトゲームが行われる。しかしこの街には駅がない。 ◆◆◆◆◆◆ ポルトからの距離は北東へおよそ35キロ。とりあえずParedesからバスが出ているようなのでそこまで列車を利用するとして、駅からまずは市内のバス停まで徒歩移動。バスが来る度、運転手に行き先を訪ねる。三台目で乗ったバスが田舎道を曲がりくねることおよそ30分。 ◆◆◆◆◆◆ バス停らしきものがないが、「ここで降りろ」と、運転手から言われるがままに下車する。とりあえず目の前にある店で珈琲を注文しタブレットPCの地図を開き、店主に見てもらう。この街のどのへんに今、自分はいるのか。スタジアムまで徒歩で行ける場所を予約してはいるが手配した宿は何処にあるのか? 二軒隣の金物屋?の2階が宿だった。帰りはポルト行きのバスに乗れたが、バス乗り場に時刻表はなかった。まあ、そんなものだ。 ◆◆◆◆◆◆ 2012年8月19日開幕戦。このスタジアムに足を運んだ観客の数は1221人。 このシーズンで最も不名誉な記録が期待の薄さを物語っている。モレイレンセと1-1のドローに続いてアウェーのエストリル戦もドロー。 第3節ホームで迎える相手はブラガ。2009-10シーズンは3強(ポルト、ベンフィカ、スポルティング)に割って入りクラブ創立以来最高の2位を確保。10-11シーズンはUEFAヨーロッパリーグ(EL)で準優勝を遂げ、リーグ戦は4位。11-12シーズンも3位でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の権利を掴んでおり、“強豪”としての地位は揺るぎないものに成りつつある。 ◆◆◆◆◆◆ そのブラガ相手に先制したのはホームチーム。コーナーキックを頭であわせたのはハビエル・コエネ。パラグアイ人センターバックに続き、後半は新加入のペルー人フォワードがポルトガルでの初ゴールを奪う。2点のリードを死守した初白星は大金星。このペルー人が第50景ギマランイスで紹介したパオロ・ウルタード。ロシア大会終了後は、トルコのコンヤスポルでプレーすることに。一方ブラガを指揮していたのはホセ・ペセイラ。今季からスポルティングCPを任されているのも50景にて触れている。 ◆◆◆◆◆◆ シーズン戦半も好調を維持していたが、ウィンターブレーク以降、快進撃が始まる。1月5日、敵地でスポルティングCPを破り、2月11日にはアウェーのブラガ戦も2-3で制し、5月5日にはホームで再びスポルティングCP勝利。 さすがにベンフィカ、FCポルトの牙城は崩せなかったもののシーズン30試合で僅か4敗。その黒星を喫した相手がこの二強。因みにこのシーズンの優勝はポルト。ベンフィカは僅か1ポイント及ばず涙を飲んだ。そして直接対決での連勝がものを言ってブラガに2ポイントリードし史上最高の3位を確保。 PDフェレイラはクラブ史初のCL予選出場権を手に入れた。こんな田舎街のクラブが・・・それは奇跡のシーズンと呼んでも過言ではない。中盤の大黒柱アンドレ・レオンは当時27歳。リーグ戦出場は29試合を記録した。 ◆◆◆◆◆◆

15 10, 2018

ぷら~り 欧州蹴球場【62】マモト・セジェリ・シュタディオン / ツェグレード

By | 2018-10-15T21:40:03+00:00 10月 15th, 2018|Categories: Soccerlture League, コラム, ひゃくぷら, 未分類|0 Comments

10月06日UEFAヨーロッパリーググループステージ第二戦、ハンガリー王者ヴィデオトンはスタンフォード・ブリッジで0-1と善戦した。 支配率、シュート数とも圧倒されたが、枠内のシュート数はチェルシーが5に対して3。自滅寸前のチェルシーから貴重な勝ち点1を獲得できそうな気配も漂ったのだが・・・ 8月18日UEFAチャンピオンズリーグ(CL)プレーオフ、後半12分ロイク・ネゴの同点ゴールで追いついたヴィデオトン。 しかし初戦のホームを1-2で落としている。残り10分エルデル・ロペスに赤紙。ピッチからポルトガル人が消えると試合は更にヒートアップしたが、このレベルで戦うには攻撃のオプションが足りない。セルビア人監督マルコ・ニコリッチは動かずスコアも変わらず。 ◆◆◆◆◆◆ ローランド・ユハスにとって実現すれば6年ぶりとなるCL本選出場の夢もかなわず。35歳のベテランDFにとっては最後のチャンスかもしれない。(※6年前の対戦相手はACミラン) ◆◆◆◆◆◆ 第62景はユハスの出身地、ツェグレードにあるマモト・セジェリ・シュタディオン。 ◆◆◆◆◆◆ ユハスは地方クラブから2000年にMTKブダペストのユースを経て同クラブでトップデビューを果たした。 ツェグレードはブダペストの北東70キロ。人口は3万5千人程度。日本では「市」になる条件が5万人なので、ツェグレードDVEは、まさに「町」のクラブ。 ◆◆◆◆◆◆ 黄パプリカの名産地として知られる。近年日本の食卓でも頻繁に見かけるようになった鮮やかな色彩の野菜はハンガリーで品種改良され、世界に広まった。ツェグレードDVEのチームカラーもイエロー。 ◆◆◆◆◆◆ パプリカを使った代表的な民族料理といえば具沢山スープのグヤーシュ。牛肉、玉ねぎ、じゃがいも、人参とお馴染みの具材。調理方法は、各家庭で千差万別。我が家オリジナルが一番美味いと思えるのは日本のカレーライスと同じ。 ◆◆◆◆◆◆

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