社会の毒を知らない子供たち
ヨーロッパから取り入れた育成理論やJFAが推し進めるガイドラインを、育成年代に携わる指導者がよく勉強し、今の子供達に教える。これは素晴らしいことですし、現にそういったやり方で結果も出始めているわけですから否定することは一切ありません。
ただ、今の時代はあまりにも子供が綺麗に育てられすぎていて、「メンタルが弱い」「貧弱」と言われてしまうのも仕方がないと感じてしまう部分もあります。
僕自身22歳ということもありますので、同年代は就職活動を行っていたり既に社会に出ていたりするわけで、もちろん同年代を批評するニュースなどはチェックするわけですが、見ると同じように「根性がない」「タフさがない」と切り捨てられていることが多い。
ただ、少なくとも同じ横浜港北サッカークラブで育ったチームメイトは、なんだかんだこんな社会でもタフに生きていると感じますし、そこから考えるに今の子供は「社会の毒」に侵される場面があまりにも少ないのではないか、と。
話は逸れましたが、少年時代に理不尽なことや大人の世界を覗いたり出来たのも僕の場合は良かった。
これもすべてサッカーをやっていたから
勝つ喜びを学べたのも、大事な仲間ができたのも、社会でタフに生きる術を身に付けたことも・・・これらはすべてサッカーを通じて学んだことです。
逆に言えばサッカーをしてなければ、今とは全く違う人間になっていたかもしれない。それぐらいサッカーの影響は大きいし、そんなことを勉強できることがサッカーの最大の魅力かもしれません。
長くなりましたが、今回はこの辺りで。次は中学生時代や高校生時代の自分を紐解きながら、サッカーの魅力をお伝え出来たらと思います。