チャンピオンズリーグプレイオフ第二戦が27日、舞台をレーバークーゼンの本拠地、バイアレナに移して行われた。
レーバークーゼンは腰痛を患っているというキースリングの欠場が心配されたが、3日前に行われたブンデスリーガ開幕戦と同じスタメンで望むこととなった。
以上から、チームのスタミナ切れが心配される試合となり、先制をして少しでも有利な状況に持ち込むことが何よりも重要なファクターとなっていた。
試合は第一戦を髣髴とさせる入りとなった。前線からの積極的なプレッシングでボールを奪取、少ない手数でゴールへ向う。違ったのはゴールを入れた名前だけで、他は何も変わらなかった。
しかし、その後はまるで違った。完全に有利にたったレーバークーゼンは落ち着いたプレイでコペンハーゲンを攻め立てた。その結果はすぐについてきた。ゴール近くでのファールを得たレーバークーゼンは新加入のチャルハノールのフリーキックでリードを広げ、更に中盤でのボール奪取からのショートカウンターで得た絶好機をタクテカル・ファウルで止めざるを得なかった。
結果、PKを与えたコペンハーゲンはこの時点で万事休す。後半にも一点を失い、終わってみればトータル7-2でレーバークーゼンが自力の違いを見せ付けた格好となり、チャンピオンズリーグ本選へ歩を進めた。これでレーバークーゼンはチャンピオンズリーグ抽選会でポット3に入ることが確定。再びチャンピオンズリーグに挑戦することとなる。
今回の試合で判明したことは、新戦力であるドルミッチが出番をなかなか得られていないのは、戦術の理解不足もあるということだろうか。実力には疑問の余地が無いだけに、早くシュミット戦術に慣れていって欲しい。特にキースリングへの負担も大きいだけに、ドルミッチにかかる期待は大きい。シュミット監督の手腕を含めて、注目していきたい。